パナソニック グループの出展概要
2024年10月17日から18日、パナソニックグループは大阪のインテックス大阪で「Japan MICE EXPO 2024」に参加し、最新の技術を駆使したMICE関連ソリューションを展示します。MICE(Meeting, Incentive travel, Convention, Exhibition)の重要性が高まる中、パナソニックは事業者や自治体に対し、映像や照明による空間演出や業務の効率化を提案します。
MICE戦略の意義と背景
観光庁及び日本政府観光局(JNTO)は、観光立国を実現するための戦略としてMICEを重視しています。MICEイベントは、国際的なビジネス交流を促進し、新たなビジネス機会を創出することが期待されます。また、インフラの整備や地域の魅力向上にも寄与し、大きな経済効果を生むと考えられています。しかし、開催形式がリアルとオンラインの融合へと変化することや、環境配慮が求められる中で、多くの課題も存在します。
パナソニックのアプローチ
パナソニックグループは、これまでもMICEイベントで革新的な技術の導入を進めてきました。2023年には「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」で、アバター式リモート案内サービス『TAZUNE』が採用され、音声認識やチャットボットを利用した情報案内が行われました。これにより、訪問者に対し多言語での接客を実現し、省人化にも寄与しました。
出展コンセプト
今回の出展では、以下の要素を中心にした展示が行われます。まず、MICEイベントの誘致促進に向けた空間演出には、体験価値を高める映像や照明技術が使われます。具体的には、赤外線カメラとプロジェクターを組み合わせたプロジェクションマッピングや、床面を利用した観光ガイドの演出、さらには極微細なミストを用いた映像演出が予定されています。
環境への配慮
パナソニックは環境負荷を軽減する取り組みとして、『Panasonic Green Impact』に基づく実績を紹介します。具体的には、純水素型燃料電池を活用した「H2 KIBOU FIELD」などが挙げられます。
業務効率の向上
また、業務の効率化を図るため、デジタルやAI技術を活用したソリューションも発表されます。MICEイベント来場者の行動データを分析するSaaS『datakt』や、リアルタイム翻訳ができるサービスがその一環です。
展示会の詳細情報
- - 日時: 2024年10月17日(木)~10月18日(金)10:00~17:00
- - 場所: インテックス大阪6号館Aゾーン(大阪市住之江区南港北1-5-102)
- - 公式サイト: Japan MICE EXPO 2024
この出展を通して、パナソニックグループは関西地域の活性化や日本の都市の魅力向上を目指し、2025年の大阪・関西万博や2030年に開業予定の大阪IRに向けたプロジェクトにも寄与していく考えです。