留寿都風力発電所
2024-03-14 09:00:02
インベナジーが開設した日本初の陸上風力発電所、留寿都風力発電所が商業運転開始
インベナジー、日本初の陸上風力発電所を開設
インベナジーが日本で初めて手掛ける陸上風力発電所「留寿都風力発電所」の商業運転がついに開始されました。場所は北海道札幌から南西に約60km、虻田郡留寿都村に位置しています。この発電所の特筆すべき点は、標高800mという高地に立地し、豪雪を含む厳しい地理的・気象的条件を克服しながら、地域の再生可能エネルギー発電能力を最大限に引き出していることです。
留寿都風力発電所は、米国GE Vernova社製の15基の最新大型風車から成り立ち、それぞれの出力は4.2メガワット(MW)に達し、合計で63メガワットを誇ります。この発電所が稼働することによって、年間約6万4,000トンの二酸化炭素削減を実現し、北海道内の約3万5,000世帯分の電力を供給することが可能になります。
インベナジー・ウインド合同会社の日本統括責任者、大屋昌之氏は商業運転の開始について「このプロジェクトはインベナジーが日本市場で手掛ける初の風力発電事業であり、留寿都村の皆さんや関係者のご理解と協力に感謝している」と述べました。また、今後も地域との良好な関係を築きながら、より多くのクリーンエネルギー供給に努めていく方針です。
さらに、インベナジーのシニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデントのブライアン・シューラ―氏は、このプロジェクトが日本のチームにとって重要なマイルストーンであるとし、世界中でのクリーンエネルギーインフラの構築に向けたインベナジーの実績を示すものだと強調しました。
このように、インベナジーは過去10年以上にわたり日本で事業を展開し、太陽光発電プロジェクトに注力してきました。留寿都風力発電所は、日本における初の陸上風力発電プロジェクトであり、企業のクリーンエネルギーに対するコミットメントを示すものとして認識されています。2023年には、大屋昌之氏を日本の事業責任者として招き、さらなる風力プロジェクトの開発を進める状況です。
インベナジーとは
インベナジーはエネルギーに革新をもたらす企業で、アメリカやヨーロッパ、アジアで大規模な再生可能エネルギーおよびクリーンエネルギーの発電・貯蔵施設の開発に取り組んでいます。本社はシカゴにあり、現在は米国、カナダ、メキシコ、スペイン、日本、ポーランド、そしてスコットランドに拠点を持っています。すでに31,000メガワットを超えるプロジェクトを手掛けており、風力発電や太陽光発電、送電インフラ、天然ガス発電、高度エネルギー貯蔵プロジェクトなど多岐にわたる事業を展開しています。
このような取り組みにより、インベナジーは再生可能エネルギーのリーダーとしての地位を確立し、今後も日本におけるクリーンエネルギーの供給に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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インベナジー・ウインド合同会社
- 住所
- 東京都千代田区永田町山王パークタワー21階
- 電話番号
-
03-6261-4456