ORENDA WORLDと静岡市の連携協定の背景と意義
2024年10月29日、株式会社ORENDA WORLDは静岡市と共に「デジタルを活用した人づくり及び新たな産業の集積に関する連携協定」を締結しました。この協定は、静岡市におけるデジタル人材の育成と新たな産業の創出を目指すものであり、地域社会への貢献を意識した取り組みです。
協定の目的と背景
静岡市には多くのデジタル関連の学校がありますが、残念ながら多くの卒業生が東京を中心とした首都圏に流出する現象が見られます。この流出を防ぐため、静岡市は実務経験を積める場を提供し、地元での就職の可能性を高めようとしています。また、東京圏から地方に進出したい企業も増えており、こうしたニーズに応える形でORENDA WORLDが協力することが重要視されています。協定を通じて、静岡市がデジタルエンタテインメントの拠点として発展することを目指します。
協定の主な内容
ORENDA WORLDは、静岡市における複数の企業と協力し、デジタルエンタテインメント産業の集積を進めることに力を入れます。具体的には以下のような取り組みを行う予定です:
1. デジタル人材育成プログラムの実施
地元の大学や専門学校と連携し、未来型デジタルクリエイターを育成するためのプログラムを提供します。これにより学生は、地域内での新しいスキルを身に付け、現地企業への就職の選択肢を広げることができます。
2. 新規事業創出の支援
ORENDA WORLDが有する技術やノウハウを活用し、デジタルエンタテインメント分野での新たなビジネス機会を追求していきます。地域のニーズに応じた新サービスの開発が期待されます。
3. 地元企業のDX化支援
デジタル変革(DX)を促進するためのカリキュラムを作成し、地元企業に対してAIの活用などを含む講習を行います。これにより、企業の生産性を高めるだけでなく、地域全体のデジタルスキルを向上させることが狙いです。
今後の展望
この協定により、静岡市はデジタル関連企業の集団としての拠点を築くことができ、地元の学生たちに多様な就職機会を提供します。また、産業界と学界、行政が一体となって進めるこの取り組みは、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。ORENDA WORLDは、地域発展に貢献するとともに、持続可能な社会の実現を見据えた取り組みを続けていきます。
企業概要
株式会社ORENDA WORLDは、社会課題解決型のソリューションを提供する企業であり、2015年に設立されました。同社の代表である澁谷陽史氏は、音声合成や画像認識のプロジェクト、自動運転のシミュレーション開発など、幅広い技術を駆使して社会のニーズに応えています。会社所在地は東京都港区で、詳細は公式ウェブサイト(https://orenda.co.jp)で確認できます。今後も地域と連携し、デジタル産業の発展に寄与していくことでしょう。