OWC、次世代メモリーカードAtlas CFexpress 4.0を発表
Other World Computing(OWC)は、最新のAtlas CFexpress 4.0 Type Bメモリーカードを10月13日よりAmazon.co.jpにて販売開始しました。この新しいカードは、特にカメラや映像編集業界において、データ転送速度の劇的な向上をもたらします。
驚異の速度:動画制作を容易に
Atlas CFexpress 4.0は、前世代のAtlas CFexpress 2.0と比較して、PCIe Gen 4テクノロジーを採用することにより、最大転送速度がなんと約2倍に向上しました。具体的には、読取速度が3650MB/s、書込速度が3000MB/s、さらには最低継続書込速度も1500MB/sを実現しました。これにより、4K、6K、8Kの高精細動画の記録が可能となるだけでなく、編集や配信の際のデータ転送もスムーズになります。動画制作における待ち時間が大幅に削減され、これまでにない効率性が求められる現場において、大きな武器となるでしょう。
エコな設計:消費電力を大幅ダウン
なお、驚異の転送速度を実現しながら、OWCのAtlas CFexpress 4.0メモリーカードは、CFexpress 4.0で定められた仕様の約3分の1という驚異的な低消費電力を達成しています。これにより、長時間の使用が可能となり、機器のトータルパフォーマンスが向上します。
バリエーション豊かなラインナップと価格
商品は以下の仕様で販売されています:
- - Atlas Pro 256GB: 27,200円(税込)
- - Atlas Pro 512GB: 32,050円(税込)
- - Atlas Ultra 1TB: 93,700円(税込)
- - Atlas Ultra 2TB: 161,700円(税込)
さらに、USB4.0カードリーダーも2024年初旬に発売される予定で、最高のパフォーマンスを引き出すための選択肢が増えます。
ファームウェアアップデートによる性能向上
Atlas CFexpress 4.0の発売に合わせ、OWCはInnergizeソフトウェアによるファームウェアのアップデートを提供します。このアップデートでは、前世代のAtlas CFexpress 2.0 Type BカードをCFexpress 4.0仕様にアップグレードでき、最大転送速度が1850MB/sから3650MB/sに、書込速度が1700MB/sから3000MB/sへと約2倍になります。
OWCは、顧客に対し既存の製品を最大限活用するための新たな可能性を提供し、製品のアップグレードを容易にするための革新的な機能を誇っています。
ユーザーの期待に応えるOWC
OWCの創設者兼CEOのLarry O'Connor氏は、「当社の製品を最大限活用してもらうために、多くの時間と労力を費やしてきました。既存のユーザーが新しいカードを購入することなく、最新のスペックを利用できる機会を提供することが、私たちの目指すところです」と述べています。この姿勢が、OWCの製品が市場で評価される理由の一つでしょう。
下位互換性も備えた柔軟性
新しいAtlas CFexpress 4.0メモリーカードは、CFexpress 2.0 PCIe Gen 3ホストとも下位互換性があり、既存のハードウェアとの統合がスムーズです。これにより、購入したばかりのカメラや機器がすぐに活用でき、さらなる投資を行う際の安心感も得られます。
OWCは1988年に設立されて以来、個人やプロのデジタルライフを支える製品を提供し続けており、今後も技術の進化に寄与するソリューションを提案していくことでしょう。
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