世界最大級のマッチングアプリ「Tinder」は、AIを活用した新機能「AIフォトセレクト」を発表しました。この機能により、ユーザーは自身のスマートフォン内の写真から、AIが厳選した写真を選んでプロフィール写真に設定できるようになります。
Tinderが今年実施した調査によると、マッチングアプリのユーザーの多くは、プロフィール写真選びに時間を費やしているとのこと。特に、18歳から24歳のユーザーは、平均33分もかけているそうです。
「AIフォトセレクト」は、この写真選びの負担を軽減することで、ユーザーがより意味のある出会いに集中できるようにすることを目的としています。ユーザーは、顔認識のために自撮り写真を撮影し、カメラロールへのアクセスを許可するだけで、AIが厳選した写真が表示されます。そして、その中からプロフィール写真にしたい写真を選ぶことができます。
TinderのCEOであるフェイ・イオソタルノ氏は、「Tinderは、ユーザー向けのAI技術の統合において業界をリードしています。AIフォトセレクト機能は、ユーザーの意思決定をサポートするためにAIを活用した、最新の取り組みです」と述べています。
AIフォトセレクトは、7月からアメリカ国内で利用可能となり、その後今夏後半に、その他の地域でも展開される予定です。
Tinderは、今後もAI技術を活用することで、ユーザーが安全で快適な環境で、より良い出会いを体験できるようにしていくとしています。