アレックス・ストリック氏来日イベントのご紹介
2026年2月12日、東京都品川区で特別な講演イベントが開催されます。このイベントは、イギリスの児童書界で多様性とインクルージョンを進めてきたアレックス・ストリック氏を迎え、「ともに生きる世界を描く~児童書がひらくインクルーシブな未来」というテーマで行われます。この講演では、すべての子どもたちが「ここに自分がいる」と感じることができる物語の重要性が語られます。
ストリック氏のビジョン
アレックス・ストリック氏は、子どもの存在が物語の中でどのように表現されるかを非常に重視しています。彼は「あなたは大切な存在だ」というメッセージを、児童書において子どもの経験を基に発信し続けています。特に、障害を持つ子どもたちにとって、それに共感できる物語があることは、自分が社会に存在し認識されていると感じる手助けになります。
「多様な背景を持つ子どもたちが自然に描かれた児童書は、彼らの『世界の見方そのもの』を形作る」とストリック氏は言います。この言葉からも、彼が伝えたいメッセージの重要性が伺えます。
イベントの内容
当日のプログラムでは、ストリック氏の講演に加え、伊藤亜紗氏との特別対談も行われます。ここでは「支援する/される」といった単なる関係性を越え、互いに受け入れ合う社会の構築について考えます。この議論を通じて、すべての赤ちゃんや子どもたちが幸せに生きるために私たちができることについても掘り下げていきます。
ストリック氏の主な取り組み
ストリック氏は、多くのプロジェクトに関与しています。1990年代中盤からは、英国ブックスタートの推進責任者として、全国規模での取り組みを展開。障害のある若者とともに行うプロジェクト「ウィズ・キッズ」にも関わり、児童書における障害者の表現に関する公的調査研究も主導しています。また、2013年には「Inclusive Minds」を共同設立し、児童書の多様性推進に寄与しています。
イベント詳細
このイベントは無料で、定員は220名(先着順)です。申込は2026年2月3日まで受け付けており、手話通訳や日本語字幕の提供も行います。ぜひ、この機会に子どもたちの物語に込められた「多様性」の意味を学び、考える場としてご参加ください。
最後に、ストリック氏は児童書作家としても著名で、多くの作品や企画を通じて子どもと向き合ってきました。少しでも多くの方が彼の講演を通じて、児童書の新しい可能性を感じてもらえることを願っています。
関連するイベントとして、2月13日と2月15日には「日本の児童書のつくり手との交流企画」や「みんなでつくるインクルーシブ・ライブラリーの可能性」といった企画も行われます。詳しい情報は主催のNPOブックスタートのウェブサイトをご覧ください。