難民の未来を支えるキャリア支援プログラム
Living in Peaceの取り組み
認定NPO法人Living in Peaceは、日本に在住する難民のキャリアに焦点を当てた「Refugee Career Support Program」を新たに開始しました。このプログラムは、難民の方々が自らのキャリアを形成し、日本社会で安定した職を得るためのサポートを提供することを目的としています。具体的には、インターンシップの機会やキャリア相談、エントリーシートの添削、面接練習など、就職活動を伴走型で支援します。
Living in Peaceのメンバーは、各自が本業を持ちながら活動しており、異なる業界に精通しています。そのため、難民の方々に対する具体的なアドバイスを提供できる環境が整っています。今年からは、特に多くの方々が利用できる「キャリアサポート相談窓口」が設置され、多様なニーズに応じた支援を行っています。
UNHCR駐日事務所の応援
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日代表のカレン・ファルカス氏は、報告書を通じて難民が直面する現状を指摘し、彼らが持つスキルが日本社会において大変価値あるものであることを強調しました。ファルカス氏は、難民支援には包括的なアプローチが求められるとし、Living in Peaceの取り組みを高く評価しています。このプログラムは、難民が日本でしっかりとした仕事を得る手助けをするものであり、経済的な自立はもちろん、社会の一員として貢献できるような道を開くものです。
龔共同代表の想い
Living in Peaceの共同代表である龔氏は、難民が日本で自立し、自分らしいキャリアを築ける社会の実現を目指しています。彼は、就労を通じて得られる経済的安定だけでなく、自己肯定感や社会貢献の重要性についても言及しています。このプロジェクトは、過去2年間で、UNHCRのプログラムに参加した難民学生の内定をサポートする成果も上げています。これにより、彼らが単なる一時的な労働力ではなく、日本経済の一翼を担う存在となることを願っています。
キャリアサポート相談窓口
「Refugee Career Support Program」では、次のような情報提供と相談を行っています:
- - 対象:就職活動予定の難民とその家族。
- - 頻度:毎月2回(土日開催)。
- - 所要時間:約1時間。
- - 相談受付:こちらをクリック
UNHCRについて
UNHCRは1950年に設立され、難民を含む多くの人々を世界各国で保護する活動を行っています。ノーベル平和賞を2度受賞した実績も持ち、スイス・ジュネーブに本部を置いています。詳細は
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Living in Peaceについて
Living in Peaceは2007年に設立され、途上国におけるマイクロファイナンスや、日本国内での子ども支援、難民への支援を行っています。「すべての人に、チャンスを」という理念のもとに活動し、専門職員を持たないプロボノ団体として多くの人々にサービスを提供しています。詳細は
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お問い合わせ
Living in Peace 難民プロジェクト広報担当まで、メールでお問い合わせください。
Email: refugees[at]living-in-peace.org