広告業界のサステナビリティ
2025-06-06 08:20:21

デジタル広告の持続可能性向上に向けた新たな提携、IASとImpact Plusが共同展開

デジタル広告の持続可能性向上に向けた提携の発表



2025年6月6日、グローバルメディア計測及び最適化プラットフォームを手掛けるIntegral Ad Science(IAS)が、新たにサステナビリティ技術のリーディングカンパニーであるImpact Plusとの提携を発表しました。この協業により、IASを利用する広告主は、デジタル広告キャンペーンのパフォーマンスだけでなく、その持続可能性の面でもデータを一元化して可視化・最適化が可能になります。

環境への配慮が求められる広告業界



近年、実施される広告キャンペーンにおいては、環境への影響が重要な課題となっています。米カリフォルニア州での「企業気候データ説明責任法」や、EUでの「企業サステナビリティ報告指令(CSRD)」といった法規制が強化されていく中、企業は自らの環境影響を正確に把握し、その結果を報告する責任を求められています。IASは、Impact Plusの先進的なカーボン評価技術を自身の媒体品質計測プラットフォームに統合することで、広告主がデジタル広告による温室効果ガスの排出量を適切に把握できるよう努めています。

技術統合による新たな可能性



Impact Plusが持つデジタル広告環境負荷評価技術がIASのプラットフォームに組み込まれることで、広告主は各キャンペーン単位でのGHG排出量を簡単に確認できるようになります。この流れは従来のメディア品質やアテンション指標と並ぶ、新たなデータのトラッキングを実現し、環境に優しい広告の運用を可能にします。これにより、広告主はより持続可能な選択を行えるための情報に基づいた意思決定が促されるでしょう。

環境への配慮で新たな選択肢を



Impact PlusのCEO、Vincent Villaret氏は、デジタル広告主が温室効果ガスの削減に対して高い関心を寄せているとし、「私たちはメディアの環境負荷を可視化することで、広告主が持続可能な選択をしやすくしていきたい」と話しています。そして、IASとの連携により、広告主がキャンペーン目標を達成しつつ気候変動への取り組みを継続できることを期待しています。

IASの最高製品責任者であるSrishti Gupta氏も、この提携がImpact PlusとIASの顧客にとって持続可能で効果的なメディアバイイングを実現することに寄与するとコメントしています。IASは、顧客が広告の成果を最大化しつつ、持続可能なデジタル広告の推進に寄与できるよう努力する意向を示しています。

この新たな提携により、デジタル広告業界は持続可能な方向に一層進化し、環境への配慮が求められる時代のニーズに応えていくことでしょう。IASとImpact Plusは、持続可能性とパフォーマンスの両立を目指し、今後も積極的な取り組みを続けていくことが期待されます。

さらなる情報は公式サイトで





画像1

会社情報

会社名
Integral Ad Science Japan 株式会社
住所
東京都千代田区有楽町1−1−2東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー12F
電話番号
03-4588-6307

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。