国産天然繊維「KEETO」で変わる日本の糸文化と環境

合同会社すぎとやまは、新しい国産天然繊維ブランド「KEETO」を立ち上げました。このブランドは、日本の杉を使用した天然繊維の木糸を小分けに販売し、ユーザーの生活に寄り添った製品を提供することを目的としています。

「KEETO」が生まれた背景

株式会社すぎとやまは、徳島県上勝町に位置し、周囲の約90%が山林という自然豊かな地域です。しかし、ここ数年で山の手入れが行き届かなくなり、環境への影響が懸念されています。このような問題に対処する一つの方法として、「KEETO」という新しい天然繊維が誕生しました。環境保護と産業活性化を同時に目指すこのプロジェクトは、日本の林業や繊維産業の問題を解決する手助けとなることを期待されています。

「KEETO」の特性と製品ライン

「KEETO」にはさまざまな糸サイズ（20番手、16番手、10番手、3.3番手）があり、容量も20gから1000gまで数種類用意されています。このプロジェクトは、単なる製品の販売に留まらず、日本文化に根付いた糸の使い方を再確認させるものとして位置付けられています。

すぎのソックス

KEETOの第一弾製品として、特に注目されるのが「すぎのソックス」です。この靴下は、天然の抗菌作用と速乾性に優れており、快適な肌触りを提供します。特に、伸縮性のない糸を使用し、日本の靴下製造技術と組み合わせて、KEETOの使用率を88%にまで高めています。価格は、22-24cmサイズが2,530円、24-26cmサイズが2,640円（税込）で販売予定です。