シャープ蓄電池の実証
2024-12-23 11:36:02

シャープ製蓄電池を活用した遠隔制御DRの実証実験開始

シャープ製家庭用蓄電池の新たな実証実験



最近、電力需要の急増や発電トラブルが相次ぎ、電力供給のひっ迫が問題視されています。特に、再生可能エネルギーの普及が進む中、電力需給のバランスを保つことが求められています。これに応じて、東京電力ホールディングス株式会社(東京電力HD)、東京電力エナジーパートナー株式会社(東京電力EP)、株式会社エナジーゲートウェイ(EG)、シャープエネルギーソリューション株式会社(SESJ)は、シャープ製の家庭用蓄電池を利用した遠隔制御の実証実験を2024年12月27日から開始します。この取り組みは、電力の安定供給を目指す重要なステップです。

電力需給の現状



気温上昇による電力需要の急増や、発電機の不具合が続出する中で、家庭用蓄電池の活用が一つの解決策として注目されています。これまで、多くの家庭が太陽光発電を導入してきましたが、その出力制御が進む中、蓄電池の効率的な利用が重要視されています。家庭での電力使用をコントロールし、需要に応じて余剰電力を蓄え、必要な時に供給することで、電力の需給バランスを保とうという考えです。

実証実験の内容



本実証実験では、分散型エネルギーの相互接続を可能にする情報通信基盤「Public Power HUB(PPH)」を採用します。これにより、様々な通信方式を持つ家庭用蓄電池を効率的に制御できるようになります。具体的には、クラウドを利用したHEMSサービス「COCORO ENERGY」と連携し、家庭用蓄電池を遠隔で制御することで、調整力の創出量を検証します。特にこの連携は、PPHに接続する初めての試みとなるため、各家庭の電力利用状況の可視化とコントロールの精度向上が期待されています。

4社の取り組み



このプロジェクトに参加する4社は、それぞれの専門性を活かしながら良好な電力供給の実現に向けた新たな家庭向けDRサービスの開発を進めます。2050年にはカーボンニュートラル社会の実現を目指し、環境負荷の軽減にも寄与することが期待されています。具体的には、家庭での電力使用の変動に応じて、効率的にエネルギーを管理し、お客さまの負担を軽減することが狙いです。

まとめ



この実証実験は、今後のエネルギー供給のあり方に新たな風を吹き込む画期的な取り組みです。電力需給をコントロールすることで、家庭や地域の電力管理がより効率的に行われ、再生可能エネルギーの有効活用につながることでしょう。今後の進展が楽しみです。


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会社情報

会社名
シャープ株式会社
住所
大阪府堺市堺区匠町1番地
電話番号
072-282-1221

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