新たな家庭用エネルギー管理システム「+watt」を発表した長州産業など3社

新しいエネルギー管理システム「+watt」

長州産業株式会社、NextDrive株式会社、ラトックシステム株式会社の3社は、これまでの技術を集結し、新しい家庭向けエネルギー管理システム「+watt」を発表しました。このサービスは2025年春からの提供が予定されています。これにより、ユーザーは効率的かつエコに家庭のエネルギーを管理できるようになります。

「+watt」の特徴

「+watt」は、NextDriveが提供するHEMS（ホーム・エネルギー・マネジメント・システム）ソリューションを基盤にしています。具体的には、NextDriveのゲートウェイ「Cube J」と、スマートフォン向けのユーザーアプリを利用します。このサービスは、長州産業の蓄電池、V2H、太陽光発電システムと連携し、家庭内のエネルギーをスマートに管理するためのものです。

スマート管理の実現

利用者は「+watt」を通じて、家庭のエネルギーの消費状況をリアルタイムで把握でき、蓄電池の運用を通じてコストの削減も図ることができます。また、ラトックシステムのスマートリモコンとも連携しており、遠隔で家電のコントロールが可能です。これにより、利便性と快適性が向上します。

新機能の紹介

「+watt」には、特に注目すべき4つの新機能が搭載されています。

1. 蓄電池スマート制御サービス（エコエコ）
NextDriveの制御技術を利用したこの機能では、発電量や需要に基づいて蓄電池を自動で管理します。ユーザーにとっては、再生可能エネルギーを効率的に使うことができ、光熱費の削減にも役立ちます。

2. 気象警報連動制御サービス
指定した気象警報が発令されると、蓄電池やEVが自動的に充電を開始する機能です。ユーザーは自分のニーズに応じて警報の選択ができ、安心して使用できるように設定可能です。

3. 家電のスマート制御
ラトックシステムのスマートリモコンや温湿度計と連動させることで、赤外線対応の家電の遠隔操作が実現します。これにより、使用電力の最適化が図れます。

4. 補助制度への対応
「+watt」は「子育てグリーン住宅支援事業」や「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」など、さまざまな補助制度に対応しており、コストを抑えて導入しやすくなっています。