医療の最前線を探る！第3回徳洲会国際心臓血管セミナーの見どころ

医療法人徳洲会が主催する「第3回徳洲会国際心臓血管セミナー」が、2023年9月13日から2日間、神奈川県三浦郡葉山町にある湘南国際村センター国際会議場で開催されます。このセミナーは、心臓病学の分野での最新の研究と治療法を共有し、医療従事者間の連携を強化することを目的としています。

セミナーの概要

セミナーのテーマは「Advances in Coronary Artery Disease Managements（冠動脈疾患の最新治療）」であり、国内外から著名な医師たちが講演し、内科的・外科的な視点からの多角的なアプローチが展開されます。特に注意が必要なのは、さまざまな背景を持つ医療従事者が集まるハイブリッド形式での開催です。現地参加はもちろんのこと、この模様はオンラインでも参加できるため、広範囲な参加者が見込まれています。

講演者とプログラム

講演には、熊本大学の辻田賢一主任教授が最新のコレステロール研究について話し、三井記念病院の大野貴之心臓血管外科部長が冠動脈バイパス術（CABG）についての知見を分享します。また、国立循環器病研究センターの朔啓太研究室長が心力学に基づくインターベンションの最適化についても言及。さらに小林修三院長が慢性腎臓病と心血管障害の関係に焦点を当てた講演を行います。

浅井会長の特別講演

セミナーの会長を務めるのは、湘南鎌倉総合病院の浅井徹院長補佐。この特別講演では、動脈グラフトとオフポンプ手術の進歩がテーマにされ、低侵襲手術についての実際の成果と課題について深く考察されます。特に、動脈グラフトの長期的な成果向上や、人工心肺を用いないオフポンプ手術の今後の展望にも言及される予定です。