広谷勇樹写真展「羽化、環の狭間にたゆたう」を開催
2025年11月18日より、ニコンプラザ東京と大阪の「THE GALLERY」にて広谷勇樹の写真展『羽化、環の狭間にたゆたう』が開催されます。この展覧会では、作家本人のコメントにもある「目に見えない狭間」がテーマとなっており、シリーズを通じて命の循環と感情の豊かさを写真で表現しています。
作家、広谷勇樹の視点
広谷は、私たちの周りにある「狭間」に特に意識を向けています。自分自身と他者との境界、親子の関係、そして写真とその他の要素など、どこにでも見えない狭間が存在していると感じているようです。彼はその感情や想い、希望や祈りまで漂う不確かな存在を捉えて、写真を通じて表現しようとしているのです。
展覧会の構成は「生死一如」というテーマに基づいており、生と死を一つの循環として捉えています。それぞれの作品は異なる狭間での瞬間を捉え、目には見えないものを具現化しています。広谷は、偶然と必然が交差する瞬間に特別な力が宿っていると感じており、これらの作品を通じてその感覚を共有したいと考えています。
展覧会の詳細
『羽化、環の狭間にたゆたう』の開催は
- - 東京会場:2025年11月18日~12月1日
- - 大阪会場:2025年12月11日~12月24日
開館時間は10時30分から18時30分までで、日曜日は休館日です。最終日は15時までの開催となっているので、各自スケジュールを調整して訪れることをお勧めします。
THE GALLERYの紹介
「THE GALLERY」は2017年に東京と大阪にオープンした、写真文化の普及を目的としたスペースです。ニコンの機材を使った著名な写真家の作品を展示するとともに、ニッコールクラブの会員展や多数の写真団体展も行っています。展覧会を通じて、写真の持つ力と美しさを再確認できる場所です。この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
京都府出身の広谷勇樹は、個展の開催や写真集の制作など、幅広い活動を行ってきました。彼の作品は、偶然と必然の交差点を独特の視点で切り取るものばかりです。興味があれば、彼のInstagramやポートフォリオも訪れてみることをお勧めします。多くの作品を手がける彼の現在の活動も追えるでしょう。
また、広谷の作品が気になる方は、実際に会場でその目で彼の写真を体感することをオススメします。生と死、そしてその狭間に潜む秘められた感情が交錯した写真の数々に、あなた自身の心の中にも何か新しい発見があるかもしれません。