レジルの再エネ供給サービスが始まる
レジル株式会社は、野村不動産プライベート投資法人(NPR)の保有マンション「プライムアーバン目黒リバーフロント」において、マンション一括受電サービスを活用した再生可能エネルギーの供給を開始することを発表しました。この取り組みは、マンション全体への再エネ供給を実現するもので、NPRのCO2排出量を削減し、持続可能な社会を目指すものです。
マンション一括受電サービスとは
マンション一括受電サービスは、マンション全体での電力使用量をまとめて管理し、高圧電力を調達して低圧に変換、各世帯に供給する仕組みです。これにより、入居者は経済的なメリットを享受しつつ、再生可能エネルギーへの切り替えを促進します。特に、今回の取り組みでは、NPRが保有する46戸のマンションに実質100%の再生可能エネルギーを供給します。
脱炭素への具体的ステップ
この取り組みは、2025年秋に実施予定で、当社が調達した非化石証書のコストを電力料金に転嫁することなく、すべての世帯に再エネ化を実現します。これまで、市場では賃貸マンションの電力使用量が分散しているため、供給事業者にとっては難しい課題とされていましたが、レジルの豊富な経験がこの取り組みを可能にしました。
NPRは日本初の私募REITとして、長期的な収益の確保と資産の成長を目指しています。特に、環境への取り組みも重視しており、2030年までにはScope2の再エネ電力比率を100%にすることを目指しています。今回のサービスにより、この目標達成に大きく寄与することが期待されます。
両社の連携と今後の展望
レジルとNPRは、今後もサステナビリティの向上を目指し、再エネ供給の導入を拡大していく方針です。また、太陽光発電及び蓄電設備の導入も検討中で、より一層のエネルギー効率化を図ります。これにより、マンション内での再生可能エネルギーの自家消費を進め、持続可能な社会構築に貢献していきます。
最後に
レジル株式会社の取り組みは、企業だけでなく、生活者や地域全体のサステナビリティに寄与する重要な一歩です。脱炭素社会を実現するための具体的なアクションを通じて、レジルは社会課題に積極的に取り組み続けます。今後の展開に期待が寄せられます。