新たな音楽フォント「Chaconne Ex」の登場
楽譜作成ソフトウェアDoricoに最適化された新しい音楽フォント「Chaconne Ex」が、株式会社ストーンシステムから2024年10月31日に販売されることが発表されました。これは日本の出版楽譜におけるデファクトスタンダードである「Chaconne」の後継フォントで、作曲家や編曲家など音楽制作者にとって欠かせないツールとして期待されています。
「Chaconne」とは何か?
「Chaconne」は日本の出版楽譜において、音楽記号をデザインしたフォントです。発売当初から長きにわたり愛され、音楽制作において定番の存在となっています。これまでは、国内の楽譜出版物の音楽記号デザインのスタンダードとされてきました。新作「Chaconne Ex」はその魅力を受け継ぎつつ、国際基準の音楽フォントレイアウト、SMuFL(Standard Music Font Layout)にも対応した仕様となっています。
SMuFL対応の利点
「Chaconne Ex」はSMuFLに準拠しており、これによりDoricoや他のSMuFL対応楽譜作成ソフトウェアにおいて美しい楽譜を表現できるようになります。音楽制作者は、視覚的に美しい作品を通じて、より創造的な表現を可能にします。
収録キャラクター数と対応ソフト
「Chaconne Ex」には、741のキャラクターが収録されており、表現の幅が広がります。また、フォント形式はOpenType Font (OTF)で、MacおよびWindowsの両オペレーティングシステムに対応。このほか、DoricoだけでなくFinale 27などの他のSMuFL対応ソフトでも利用可能です。
販売について
この新しいフォントの販売は2024年10月31日から、自社のオンラインストアでのダウンロード販売が予定されています。現在、ストアは準備中ですが、今後取り扱い店の拡大も予定されています。
フォント制作と制作協力
「Chaconne Ex」のフォントは、著名なフォントデザイナー星出尚志氏が手掛けました。彼のクリエイティブなビジョンと技術により、音楽フォントにさらなる価値が加えられています。さらに、重田壮也氏や侘美秀俊氏などの協力により、クオリティの高い音楽フォントに仕上がっています。
公式サイト
詳細な情報は、公式の紹介サイト
Chaconne Exでご確認ください。これは、楽譜作成や印刷において新たな可能性を提示するフォントとして、多くの音楽制作者から注目を集めることでしょう。音楽の世界を彩る「Chaconne Ex」に、期待が高まります。