岡山大学と長岡技術科学大学の意見交換会
2025年4月23日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスにおいて、長岡技術科学大学との「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関する意見交換会が行われました。本イベントは、両大学間の情報共有や戦略の深化を目的としており、実に有意義な時間となりました。
意見交換会の背景
この意見交換会は、J-PEAKS事業を通じて得られた知見を基に、研究大学としてのさらなる発展を目指すものです。岡山大学からは佐藤法仁副理事・副学長、上級URAなどが参加し、長岡技術科学大学からは中山忠親特命副学長・教授とその関連担当者が訪れました。
様々なテーマでの意見交換
意見交換の場では、岡山大学の高等先鋭研究院システムやURAによる人材育成、研究者の研究時間確保、学生ベンチャーの育成など、幅広いテーマについて議論が交わされました。特に、佐藤副理事は岡山大学の社会変革に向けた取り組みやその進捗、また課題について詳しく報告し、共通の理解を促進しました。
J-PEAKSの役割と未来の展望
岡山大学は、J-PEAKSを単なる研究開発の手段としてだけでなく、長期的なビジョンである「岡山大学長期ビジョン2050」の実現に向けた重要な要素として捉えています。この理念のもと、学内の各部門が連携し、全てのステークホルダーがワクワクしながら希望を持てる組織風土の醸成に尽力しています。
一方、中山特命副学長は、長岡技術科学大学との具体的な連携案の紹介や海外展開の視点からの提案も行い、今後のコラボレーションに向けた期待感を高めました。
共創イノベーションラボの視察
意見交換会の後、参加者は共創イノベーションラボ(KIBINOVE)の視察を行い、イノベーションを育む環境のあり方についても意見を交わしました。これによって、イノベーションの派生を促進する新たなアイデアが生まれるきっかけともなりました。
今後の取り組み
今回の会合では、少なからぬ課題や成功事例も共有され、双方の大学がJ-PEAKS事業を通じて更なる発展を遂げるための具体的な連携案が生まれました。これらの計画は本年度中に実際の施策として実施される見通しです。
岡山大学は今後も令和6年度の採択大学との新たな連携を図り、既に立命館大学や九州工業大学とも活発な意見交換が進められています。その取り組みを通じて、国内の研究大学群が共に競争し、さらなる喜びと革新へと繋がる「共創」の場を築いていく方針です。
お問い合わせと地域貢献
岡山大学は、当該発表やJ-PEAKSの取り組みに関するお問い合わせを歓迎しており、興味のある方々に対してオープンな姿勢を持っています。地域や地球の未来を共創し、社会変革を実現するため、新たな挑戦を続けていきます。今後も皆様の期待に応えられるよう、岡山大学及び長岡技術科学大学の取り組みにご注目ください。
共創イノベーションラボは文部科学省の支援を受け、地域との連携を強化し、社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。今回の意見交換会も、その一環として大変意義深いものとなりました。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし続けることを約束します。