最新の暗号化ソリューションが登場！安全なファイル送信を実現する技術とは

新たな時代の安全な情報交換

近年、情報漏えいのリスクが高まる中、特に企業においては機密性の維持がますます重要視されています。そこで、株式会社データクレシスが提供するファイル暗号化システム「DataClasys」と、NRIセキュアテクノロジーズのファイル交換サービス「クリプト便」の連携が注目を集めています。この二つのサービスの組み合わせにより、より安全なファイルの受け渡しが実現されています。

DataClasysとは？

「DataClasys」は、ファイルに対して暗号化と利用権の制御を行い、情報漏えいを防ぐDRM/IRMソリューションです。このシステムを使うことで、ファイルの保存場所に関わらず、どの環境でも情報を安全に管理・利用できます。具体的には、ファイルサーバ、PC、クラウドストレージなど、さまざまなプラットフォームで有効に機能します。

クリプト便との連携

今回の取り組みでは、「DataClasys」で暗号化されたファイルを「クリプト便」経由で安全に送信できる仕組みが構築されました。従来はPPAP方式を用いることが一般的でしたが、それに代わる新しい方法としてクリプト便が提案されています。この仕組みにより、暗号化されたファイルを復号する手間も軽減され、セキュリティが向上しています。

安全性と利便性の両立

厳しい情報漏えい対策が求められる中、企業ではDRM/IRM環境を使って社内でのファイル暗号化を実施するケースが増えています。しかし、社外へのファイル送信には依然として多くの課題が残されています。特に、ファイルの暗号化を解除した後には非推奨のPPAP方式を使って送信する実態が見受けられます。これに対し、クリプト便では、ワークフロー機能を活用し、事前承認や上長による送信キャンセルなど、管理機能が充実しています。

オートパイロットオプションによる新たな運用

「DataClasys」で暗号化されたファイルをクリプト便で送受信する際には、オートパイロットオプションを利用した自動復号・送信の仕組みも整備されています。このオプションを使うことで、平文のファイルが社内に残ることなく、セキュアな運用が可能となります。また、送信者は復号作業を行う必要がなくなるため、業務の効率も向上します。

まとめ

これらの機能により、機密情報を扱う企業はセキュリティとユーザビリティの両面で大きなメリットを享受できます。社内での安全なファイル管理と、外部への安全なファイル送信を両立させる取り組みとして、今後ますます注目されることでしょう。情報漏えい対策を強化したい企業は、ぜひこの連携を検討してみてはいかがでしょうか。