昆虫食普及への挑戦
2021-07-21 11:00:08
損保ジャパンの若手社員が挑む昆虫食普及の新プロジェクト
損保ジャパンの若手社員が昆虫食普及に挑戦
近年、昆虫食に注目が集まっています。特に、コオロギを使用した食品がその中でも注目されており、若手社員がこの分野で新たな挑戦を始めました。損害保険ジャパン株式会社に勤めるこの社員は、エコロギーという昆虫食を扱う会社に派遣され、9ヶ月間の武者修行を行うことになります。
昆虫食の健康効果
エコロギーが扱うコオロギは、高タンパクであるだけでなく、亜鉛や鉄分といった微量栄養素も豊富に含まれています。これにより、特に食生活が偏りがちな現代人にとって、昆虫食は健康課題の解決に寄与する可能性があります。若手社員は、保険業界で培ったマーケティングと法人営業の経験を生かし、コオロギを新しい健康食品素材として普及させようとしています。
社員の挑戦の背景
この社員は、留職プログラムを通じて新たな環境で主体的に行動することを目指しています。「答えがわからない状況でも、自分なりの意見を持ち、組織をリードする力を身につけたい」と語っており、今後の成長への意欲を見せています。
受け入れ企業の期待
エコロギーを運営する特定非営利活動法人クロスフィールズの代表取締役、葦苅氏は「留職プログラムは、多様な視点が交流することで、組織の成長に繋がる」との期待を寄せています。彼自身も過去の留職経験によって、現地における事業の基盤を築くことができたと述べています。今回の取り組みを通じて、外部からの刺激を受けながら成長していきたいという意向が伺えます。
クロスフィールズの役割
クロスフィールズは、日本国内外の社会問題に取り組むため、ビジネスパーソンを現場に派遣する非営利組織です。社員が現地のNPOや社会的企業と共に課題解決に取り組む留職プログラムや、社会課題を体験するフィールドスタディを運営しています。新型コロナウイルスの影響によって既存事業を見直し、新たなビジネスモデルの構築にも取り組んでいます。
エコロギーのビジョン
株式会社エコロギー(ECOLOGGIE Inc.)は、早稲田大学発のベンチャー企業で、昆虫の持つ可能性を追求しています。企業のビジョンは「全ての生き物が、食を通じて心身ともに安らぎを感じられる持続可能な生態系を作ること」です。現在、カンボジアでコオロギを生産し、食品や飼料として販売しています。これにより、昆虫という未利用資源の利用を広めています。
まとめ
損保ジャパンの若手社員は、エコロギーとの連携を通じて昆虫食の普及プロジェクトに挑むこととなります。健康食品としての確固たる地位を確立すべく、様々な課題に取り組んでいく姿勢が期待されます。今後の取り組みがどう展開されるか、多くの人々の関心を集めることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社エコロギー
- 住所
- 東京都新宿区西早稲田 1-22-3早稲田大学インキュベーションセンター12室
- 電話番号
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