渋谷のクールスポット
2024-08-22 18:55:25

渋谷の「クールスポット」で熱中症対策を強化する実証実験が開始

渋谷の「クールスポット」で熱中症対策を強化する実証実験が開始



東京都渋谷区では、今夏、熱中症対策の一環として新たに「クールスポット」の導入実証実験が始まります。この取り組みは、一般社団法人渋谷未来デザインが主導し、ダイキンHVACソリューション東京株式会社や国立大学法人大阪大学などが連携して進めています。

実証実験の概要


実施期間は2024年7月20日から10月21日まで。場所は、東急プラザ原宿「ハラカド」と渋谷キャスト内のビアガーデン「Hoegaarden BEER GAARDEN」。ここでは、来場者が熱中症に気をつけながら、快適に過ごせるように屋外型エアコンやミスト装置が導入されます。これにより、訪れる人々に涼しさを提供するだけでなく、効果をデータとして計測することも目的としています。

業務内容と協力企業


この実証実験に参加する企業には、以下のような特徴があります:
  • - ダイキンHVACソリューション東京株式会社:持続可能な社会の実現を目指し、エアコンの新たな価値を提案。
  • - 株式会社オーク情報システム:暑さ指数を自動計測できるシステム「SisMil®︎」を提供。
  • - 東横サポート有限会社:冷却効果の高いミスト装置「クールミストLine®︎」を設置。

これらの企業が連携し、快適な屋外環境の提供と、安心して楽しめるビアガーデンの実現を目指します。

環境データ取得とその意義


実証実験では、クールスポットの環境データも取得されます。これにより、どの程度の効果があったのかを数値化し、今後の熱中症対策の基礎データとして役立てることが狙いです。特に、屋外型エアコンは「アウタータワー」が設置され、ミスト装置とのコンビネーションで、より快適な空間を作り出します。

将来への展望


取得されたデータはリアルタイムで可視化され、来場者はその効果を直接体験することができます。また、今後はこのプロジェクトを基に、渋谷全体の熱中症対策の模範となることを目指しています。事業の拡張により、地域社会全体の健康促進と環境改善に寄与できる可能性が期待されます。

知っておきたい活動の背景


この実証実験は、「SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECT」の一環として行われています。このプロジェクトは、渋谷を1.5℃クールダウンすることを目指し、社会全体の熱中症対策のモデルケースとなることを目指しています。多くの市民や訪問者にとって、より安全で快適な環境が提供されることに期待が高まります。

まとめ


暑さ対策は今後ますます重要なテーマとなります。渋谷の取り組みは、その先駆けとして全国に広がる可能性があります。この実証実験を通じて、熱中症対策の知識と技術が一体となって進化し、より多くの人々が安心して過ごせる街づくりが進展することを願います。


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会社情報

会社名
一般社団法人渋谷未来デザイン
住所
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ9F
電話番号
03-6427-4394

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