2025年の春、川崎市は市制100周年という特別な節目を迎え、これを祝う能楽公演が開催されます。タイトルは『第134回川崎市定期能~観世流~』。この公演は、川崎能楽堂で1986年から続く伝統的なイベントであり、今年も多くの観客を魅了することでしょう。
公演は2025年3月15日(土曜日)に行われ、プログラムには華やかな舞いとともに、百薬の長たる酒を讃える演目が予定されており、観世流の能楽師たちによる素晴らしいパフォーマンスが楽しめます。
公演の概要
会場となる川崎能楽堂は、川崎市川崎区の日進町に位置し、深い伝統文化の息吹を感じることができる場所です。今回の公演では、「百万」と「猩々」という2つの重要な演目が上演されます。「百万」という演目は、舞い尽くすことでその華やかさを表現し、さらに「猩々」では不老不死の酒を祝う内容となっています。これらの演目は、観客に祝祭感をもたらし、記念すべき年を華やかに彩ります。
公演日は3月15日ですが、3月8日(土)には事前講座も開催される予定です。この講座では、能楽師による詳細な解説や実演を通じて、演目への理解を深めることができるため、初心者にもおすすめです。
プログラム内容
公演は二部構成で、以下のようなスケジュールが予定されています。
【第1部】
- - 狂言「引括」三宅右矩(和泉流)
- - 能「百万」観世恭秀(観世流)
【第2部】
- - 仕舞「玉之段」岡本房雄(観世流)
- - 狂言「狐塚」三宅近成(和泉流)
- - 能「猩々」田邉哲久(観世流)
公演開始の時間は、第一部が13時に開演、第二部が15時半の開演となっており、いずれも会場は12時30分に開場します。
チケット情報
チケットは現在、カンフェティにて発売中です。料金は、正面席が4,500円、脇正面・中正面席が4,000円、U25チケット(脇正面・中正面席のみ)が3,000円で提供されています。U25での購入には、生年月日が確認できる身分証明書の提示が必要となりますので、来場時にお忘れないようにしましょう。
川崎市文化財団が主催するこの特別な公演は、市制100周年を祝い、多くの人々に能楽の魅力を伝える絶好の機会です。伝統的な舞台芸術を通じて、観客の心に残る忘れがたいひとときをお過ごしください。ぜひ、皆様のご来場をお待ちしております。