動画配信サービス「U-NEXT」は、HBOオリジナル・ドラマシリーズ『シンパサイザー』を2024年7月12日(金)より見放題で独占配信開始しました。
『シンパサイザー』は、ピュリッツァー賞やエドガー賞を受賞したヴィエト・タン・ウェンの原作を、『JSA』『オールド・ボーイ』などで知られる映画監督、パク・チャヌクが製作総指揮を務めてドラマ化した作品です。
舞台はベトナム戦争末期の1970年代。フランス人を父に、ベトナム人を母に持つ“大尉”は、サイゴン陥落と同時に、南ベトナムの仲間たちとアメリカへ脱出します。しかし、大尉の正体は北ベトナム陣営のスパイ。周囲の目を欺きながらスパイ活動を続ける彼の苦悩と、難民として渡ったロサンゼルスでの生活が、並行して描かれます。
東洋と西洋の両方の血が流れ、自らを「不調和の象徴」と呼ぶ主人公は、祖国の二重スパイとして、遠く離れたアメリカで暗躍します。鋭い異文化風刺も込められた作品となっています。
キャストはほぼアジア系俳優が担当し、主演の大尉役を務めるホア・スアンデは、ベトナム系オーストラリア人です。また、『グレイズ・アナトミー』、『キリング・イヴ』で知られる韓国系の名優、サンドラ・オーも日系アメリカ人役で出演しています。
その中で唯一、本年度アカデミー賞を受賞したロバート・ダウニー・Jrが、アジア系以外で唯一メインキャストを務め、“いかにもアメリカ人”な4つのキャラクターを見事に演じ分けています。パク・チャヌクは、自身のアイディアで実現したこの4つのキャラクターについて、「アジア諸国を侵略した帝国主義者を表現した」と語っています。同じく製作総指揮を務めたスーザン・ダウニーは「大尉の映し鏡でもあり、共通する特徴があるから同じ役者が演じている」とコメントしています。
今回、この4変化のメイキングおよびスタッフ・キャストが制作秘話を語る特別映像『ロバート・ダウニー・Jr 4変化の裏側』を解禁しました。SFXメーキャップハウスで型をとり、それぞれのキャラクターの持つ特徴を細部まで表現した制作秘話が語られています。
U-NEXTでは、ヴィエト・タン・ウェンによる原作『シンパサイザー』シリーズを配信中です。