西日本最大のバーチャル音楽フェス開催
2025年9月13日、大阪・なんばにあるライブハウス「Zepp Namba」で、関西初のバーチャル音楽フェス「XNAMBA MUSIC FESTIVAL -2025-」が開催されました。このイベントは、デジタル空間やeスポーツを駆使して地域課題に取り組む株式会社Meta Osakaが主催しました。この日、延べ1,800人もの来場者が会場に詰めかけ、音楽とエンターテインメントの新しい形を体験しました。
バーチャルアーティストたちの共演
出展されたのは、YouTube上で280万人以上の登録者を抱えるバーチャルアーティスト(VTuber)の15組。昼公演から夜公演まで、様々なジャンルのアーティストが熱演しました。オープニングアクトを務めたのは心斎橋を拠点とする「心斎橋演芸高校DJ部(電音部シンサイバシエリア)」で、観客の期待を高めます。
昼の公演にはエイベックスからプロデュースされた「鈴鳴すばる」やロック系VSingerの「松永依織」などが登場。特にバーチャルガールズHIPHOPユニット「KMNZ」は、大阪をテーマにしたラップを披露し、観客を盛り上げました。
夜の部では、謎めいたJAZZYシンガー「アイデス」がスタートし、関西出身の「龍ヶ崎リン」も地元への愛を表現。両公演を通じて出演した「MonsterZ MATE」がトリを務め、会場はさらなる盛り上がりを見せました。
リアルとデジタルの融合
ステージの演出には巨大なLEDパネルが使われ、観客にはアーティストたちが目の前でパフォーマンスしているかのようなリアル感が演出されました。ペンライトを振る観客の響きやコールアンドレスポンスなど、アーティストと観客が一体化した瞬間は、従来のライブとは異なる新しい体験を生み出しました。
物販コーナーの盛況
イベントでは物販コーナーにも多くの人が集まり、オープン直後から長蛇の列ができました。限定商品やグッズはすぐに売切れるほどの人気。中には遠方からわざわざ泊りがけで参加するファンの熱意も見受けられました。「万博でこのイベントの発表を聞いてすぐにホテルを抑えました」という声もあり、関西におけるVTuberイベントへの期待感がひしひしと感じられました。
出演アーティストからの感想
多くのアーティストが自身の地元を愛し、またこのイベントに参加できたことを喜びました。地元出身の歌衣メイカは「夢見ていたZepp Nambaでのパフォーマンスは感慨深い」とし、龍ヶ崎リンも「関西で自分の歌を届けられたことに感謝」とコメント。また、MonsterZ MATEのメンバーは「地元に帰ってきた気持ちで、歌うことができました」とその思いを語りました。
今後の展望
Meta Osakaの代表取締役である毛利英昭は、「今回の成功を受けて、XNAMBA MUSIC FESTIVALを定例化し、さらには大阪をバーチャルエンターテインメントの聖地として育てあげる計画です。」と意気込みを語りました。音楽フェスだけでなく、大阪の文化を楽しむイベント模様も企画予定です。これからも新しいエンターテインメントの形に期待しましょう。
開催概要
- - 日時: 2025年9月13日(土)
- - 会場: Zepp Namba
- - 主催: 株式会社Meta Osaka
- - 来場者数: 1,800名
- - 出演者数: 15組
- - 公式サイト: XNAMBA公式サイト
このように、XNAMBA MUSIC FESTIVAL -2025-は、バーチャルとリアルが交わる新たなエンターテインメントを確立した記念すべきイベントであったことがうかがえます。