働き方と健康の研究
2025-09-22 10:51:28

多様な働き方がもたらす影響を科学的に検証する共同研究

共同研究の開始


アドネス株式会社は、東北大学と協力し、働き方や学び直しが個人の経済や健康に与える影響を明らかにするための研究を2025年9月から始めます。この研究では、全国規模で実施される調査データを用いて、さまざまなキャリア観やスキルの獲得が個人と社会に与える影響を、疫学や統計学的手法で体系的に分析します。

背景と目的


昨今は、デジタル技術や労働市場の変化により、副業やオンライン学習、資格取得といった働き方が急激に多様化しています。しかし、その影響を実証する科学的知見は依然として不足しています。
アドネスと東北大学は、こうした課題を克服するための共同研究を行うことになりました。本研究では、東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野の田淵貴大准教授が研究代表者となり、2020年から毎年実施されている全国規模のインターネット調査「JACSIS/JASTIS研究」のデータを活用します。「JACSIS/JASTIS」は約3万人を対象としており、18歳から79歳の男女を含む広範なデータセットです。

研究の具体的な進め方


この研究は2025年9月から2026年8月31日までの1年間をかけて実施され、キャリア観やSNS・AIスキル、資格取得などのさまざまな要因が個人の生活や健康に及ぼす影響を統計的に分析します。横断研究と縦断研究を組み合わせて年齢、学歴、職業、ライフステージなどの要素を考慮し、相関関係を証明していきます。具体的には、SNSやAIの利用状況が人々に与える影響を解析し、労働意欲や生活の質の向上にどのように寄与するかを研究します。

今後の展望


研究の成果は、企業の人事制度設計や教育サービスの開発に生かされるだけでなく、個人のキャリア支援や政策提言の基盤ともなります。アドネスは、自社の教育事業からの知見をもとに、研究成果を実用化し、新たな価値を提供することを目指しています。

代表者のコメント


アドネスの三上功太社長は、「この共同研究を通じて、キャリア観やスキル習得の多様化が人々の生活や健康、社会にどのような影響を与えるのかを明確にしていきたい。これまでの教育サービスの経験を活かし、より効果的なリスキリング支援を実現することを期待しています。」と述べています。
また、東北大学の田淵准教授も、「SNSやAIなど新しい働き方が人々の生活に与える影響について、より深い理解を得ることができることを楽しみにしています。社会での実践的なスキル習得に役立つデータを提供し、新しい働き方やキャリアの設計を支援することを目指します。」と意気込んでいます。

アドネス株式会社について


アドネス株式会社は、生成AIを活用した次世代型教育企業として「全人類をWell-beingなGiverにする」というミッションを掲げています。主なサービスとして、実践型リスキリングプログラム「スキルプラス」があり、特許取得のAI「サクセスラーニング」を利用して、受講者の学習過程を最適化し、個々のスキル定着をサポートしています。教育とテクノロジーを融合させた革新的な学習ソリューションは、全国的に提供されています。


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会社情報

会社名
アドネス株式会社
住所
東京都新宿区四谷4丁目10-12四谷 Sfida Base
電話番号
03-4400-0946

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