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新型コロナ対策の新たな武器、ウイルス対策銅⁺パワーフィルム

日本中央製薬株式会社が9月1日に発売した「ウイルス対策銅⁺パワーフィルム」は、近年増加している新型コロナウイルスに対する接触感染のリスクを軽減するために設計された初の製品です。既存の抗菌・除菌製品では、凹凸や曲面がある場所にうまく貼り付けることが難しかったため、実用性に課題がありましたが、この新しいフィルムはその悩みを解決します。

銅の除菌力を活用した新技術

古代から知られている銅の除菌作用が、近年の研究で銅イオンによるものであることが明らかになりました。これまでの抗菌製品は銅板や銅線を利用していましたが、接触感染源となる機器にうまく対応できていないものもありました。「ウイルス対策銅⁺パワーフィルム」は、国際銅協会から認定された銅を極微細に粉砕し、柔軟性の高いポリエチレン樹脂に練り込むことで半透明のフィルムに仕上げました。

多様な接触ポイントに対応

このフィルムはコピー機のタッチパネルや冷蔵庫のドア、会議テーブルなど、さまざまな凹凸や曲面にしっかりと貼ることが可能です。加えて、フィルムはタッチ操作を妨げない透明性を持ち、視認性を確保したままデバイスの使用ができます。加えて、銅イオンの除菌効果が自動的に働くため、頻繁にアルコールや次亜塩素酸水での消毒を行わなくても、長期間にわたって清潔さを保てるのも大きな魅力です。

労力削減と感染予防

オフィス内などでの除菌作業の負担を減らすことができ、忙しい日常の中でも安心して感染対策が行えることが、この商品の最大の強みです。月間の売り上げ目標は30000箱とされ、オフィスや家庭に加え、学校や介護施設などへの導入も視野に入れています。

また、この新製品は大学の研究機関で新型コロナウイルスの不活化試験を実施し、24時間以内に97％以上のウイルスを不活化する結果が確認されました。他にも肺炎桿菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）に対する抗菌力も証明されています。

新たな商品展開と期待

更なる展開として、同日には「除菌ができる本革製マスクケース」の販売もスタートします。これは、特許pendingの技術を用いて国産ヌメ革と本製品を一体化させており、職人の手作りで仕上げられます。これにより、フィルムの特性を生かした新しい製品として、広く普及することが期待されています。

日本中央製薬は、この「ウイルス対策銅⁺パワーフィルム」を通じて、接触感染名や新たな環境への備えをサポートし、安心して日常生活を送る手助けをしようとしています。

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