VR技術を活用した新たな探究学習プログラム提供開始

VRを取り入れた探究学習の新時代

株式会社スペースリーが、野村不動産ソリューションズ株式会社、そして株式会社ミエタと連携し、教育の現場に新たな風を吹き込む探究学習プログラム「理想の暮らしを創る”住まいのアップデート”」を発表しました。このプログラムは、VR技術を使用して学生たちにユニークで革新的な住まいの概念を体験させるものです。

VRコンテンツの導入の背景

「住まい」をテーマにした探究学習プログラムは、小学校高学年から高校生を対象に展開されます。生徒たちは、自由な発想で考えられた理想的な住まいを多数の事例を通じて学ぶことができるのです。VRコンテンツを通じて、参加者は仮想空間で住まいを体験し、思考力や想像力を高めることが期待されています。特に、Meta社のデバイスを活用し、Wi-Fi環境が整っていない体育館などの施設でも臨場感あふれる体験が可能になりました。

プログラムの目的と内容

このプログラムは、生徒たちが理想の生活や住まい方を自分なりに考えられるように設計されています。座学やディスカッションを取り入れつつ、特異な建物や住まいをVRで疑似体験することにより、参加者たちは実際の経験を通じてより深く、広い学びを得ることができるのです。

特に注目すべきは、プログラムが野村不動産ソリューションズの不動産流通業におけるノウハウを基にしている点です。これにより、生徒たちは「住まいをアップデート」する意義や方法を理解し、持続可能な社会の実現に貢献したいという意識を育むことが狙いです。

受講者の反応

このプログラムの初回が行われたのは、学校法人巣鴨学園の巣鴨中学校で、そこでは中学3年生50人が参加しました。受講後の振り返りシートには、多くの生徒が積極的に感想を書き込んでいたことから、このプログラムが彼らにとって素晴らしい学びになったことが伺えます。

一部の生徒の声には、「建築に固定概念はダメ」といった前向きな意見や、VR体験を通じて「説明だけでは分からなかった家の良さを実感できた」との声もあり、参加の意義を強く感じられたようです。この反響こそ、プログラムの成功を物語っていると言えるでしょう。