スター精機が「パレタイザーエディター」を発表
株式会社スター精機が、新しいお助けソフト「パレタイザーエディター」の提供を開始した。このソフトは、同社が開発したロボットパレタイザー用に設計されており、パソコン上で簡単に荷物の積み付け設定ができる機能を備えている。
パレタイザーの行う役割
ロボットパレタイザーは、段ボール箱をパレットに積み付ける作業を自動で行う装置だ。手動での作業は、体力的にも精神的にも負担となり、長時間の繰り返し作業が必要とされる。そこで、スター精機のロボットパレタイザーは、その負担を軽減し、高効率で安定した作業を実現するための役立つパートナーとなる。
お悩み解消!「パレタイザーエディター」
これまで、ロボットパレタイザーには「ティーチング」と呼ばれる設定をする必要があった。これは、パレタイザーに荷物をどのように扱うべきかを教える作業であり、煩雑で多くの時間を要していた。そこで生まれたのが「パレタイザーエディター」だ。このソフトは、パソコン画面上で直感的に設定データを作成できるため、複雑な設定作業が大幅に簡素化される。
オフライン時の効率的な対応
「パレタイザーエディター」は、ロボットを実際に導入するライン上ではなく、オフラインでデータを作成する「オフラインティーチング」に対応している。これにより、新規ラインを立ち上げる際や積み付け製品の変更時においても、稼働を停止させることなく事前に設定を行える。作業の生産性を向上させる上で、大きなアドバンテージとなる。
展示会での紹介
この新しいソフトは、以下の展示会で実際に紹介される予定だ。2024年の10月23日から25日にかけて開催される「TOKYO PACK2024」、そして11月20日から23日の「名古屋プラスチック工業展2024」でも発表される予定なので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてほしい。
パレタイザーシリーズの展開
スター精機が展開しているパレタイザーの各バリエーションは、様々なニーズに応えるために設計されている。例えば、PXTシリーズのPXT-1220+はキャスター付きで、スペースの制約がある場所でも移動がしやすい設計だ。そのほかにも、PXLシリーズやPXWシリーズがあり、それぞれに特徴を持ちながら最大可搬重量や処理能力に応じた仕様が整っている。
このようにスター精機は、ロボット技術を駆使しつつも、ユーザーのニーズに対応した製品とサポートを提供している。パレタイザーエディターの登場により、今後の物流業界においてさらなる効率化が期待される。
詳しい情報はスター精機の公式ウェブサイトで確認できるので、ぜひ訪れてみてほしい。