沖縄でのインターンシップ選考におけるAI面接サービスの活用
株式会社Preferred Networks(以降PFN)が開発したAI面接サービス「タレスカAI面接」が、沖縄セルラー電話株式会社の2028年卒夏インターンシップ選考において導入され、その効果が確認されました。この取り組みは、従来の書類選考だけでは見えにくかった学生の本質的な力を評価し、選考に活かすものです。
背景と導入目的
今回のインターンシップ選考では、エントリーシート(ES)、AI面接、グループディスカッション(GD)という3つの独立した選考ステージが設けられました。この構成により、選考データを基に、AI面接がどのように学生のスキルを捉えたのかを検証することが目的となりました。
選考プロセスの概要
選考段階は次の通りです:
- - エントリーシート(ES)選考: 書類による一次選考が行われ、通過者にAI面接が案内されました。
- - AI面接: 受検者170名中、108名が合格。AIが4つの指標で評価し、その後、採用担当者が面接データを確認しました。
- - グループディスカッション(GD): AI面接を通過した学生が、面接官によって評価されました。
AI面接の効果
分析の結果、AI面接によって「書類だけでは見えにくい力」を捉えられ、書類選考で不利だった学生も予想以上の評価を得てインターン選考に合格するケースが見受けられました。このことは、AI面接が実際の対話に現れる力を把握し、人による評価にも反映されることを示しています。
書類選考の限界
書類選考では上位に位置しなかった学生が、AI面接では高い評価を得てGD選考に進む例が複数ありました。具体的には、書類評価が下位1/3に位置する18名の学生の中から、12名がGD評価で中央値以上の評価を得て選考に合格しました。これは書類だけで判断できない人材が多く存在する証拠です。
多様な学生の受検機会提供
AI面接の導入により、24時間いつでもどこでも受検できるため、特に離島や県外の学生にとって公平な選考機会が生まれました。実際にAI面接を受検した学生に実施したアンケートでは、受検者の約90%が24時間受検の利便性を高く評価しており、沖縄県外からの学生も参加しやすい環境が整いました。
企業とAIの評価の一致
沖縄セルラー電話の人材開発部門からは、「タレスカAI面接」が学生の多面的な能力を可視化し、書類選考だけでは見えてこなかった才能を発見できたとのコメントが寄せられました。これにより、選考プロセスがより透明性と公平性を持つようになったとされています。
まとめ
AI面接サービス「タレスカ」の導入は、選考の質を向上させるだけでなく、多様な学生の受検機会を平等に提供する道を開くものです。このような取り組みを今後も続けていくことで、学生と企業の双方にとってより良いマッチングが実現することが期待されます。