埼玉初進出！洗車業界に革命をもたらす新サービスとは

洗車業界に革命！初のサブスク型洗車サービスが草加市に登場

近年、サービス業界ではサブスクリプションモデルが多くの分野で浸透していますが、洗車業界においても革新的な試みが始まりました。その名も「洗い放題.com®」。運営するのは株式会社京南で、9月に埼玉県草加市に「ふるーる洗車®草加柿木店」をオープンしました。

この店舗は、越谷レイクタウンに近い複合施設WeBOXに併設されており、300坪を超える広大な敷地で運営されています。洗い放題.com®のサービス内容は、月額1980円で何度でも洗車機を利用できるというシンプルなもの。これにより、顧客はいつでも愛車を清潔に保つことが可能になり、また、法人側には天候に左右されない安定収入が期待できるとされています。

デジタル集客戦略の成功

洗車業界では、一般的に知名度を上げるために自身のWebサイトからの集客や看板、チラシなど、受動的な手法がメインでした。しかし、洗い放題.com®は、徹底したデジタルマーケティング戦略により、地域での認知度を高め、その効果を実感しています。具体的には、SEOやリスティング広告、SNS広告など、デジタル広告を駆使して飛躍的な集客を実現しています。

この店舗は全くの新規出店であったにもかかわらず、オープン初月にして登録会員を70人も獲得。顧客一人あたりの生涯顧客価値（LTV）が約10万円に達するため、初月での収益価値はなんと700万円に上りました。また、洗車機の初期投資も900万円前後で済むため、経済的にも非常に効率的なモデルです。

フランチャイズ事業のスタート

草加柿木店は、洗い放題.com®では初のフランチャイズ（FC）店舗であり、過去の経験を活かしたノウハウが確立されているため、未経験者でも容易にオープンすることが可能です。事業の枠組みを利用し、集客も本部が代行する形を取ることで、スムーズな出店が実現しました。

洗車場運営の株式会社ナディアを率いる引田社長も「初めての経験でしたが、競争力ある施設ができたのを嬉しく思っています。これからの業務に意欲的です」と話し、期待感を示しています。

互いに補完し合う複合施設

ふるーる洗車®草加柿木店は、インドアゴルフ場やコインランドリーが併設された施設内で運営されているため、異なる業種間での相乗効果も期待されています。それぞれの業態が集まることによって、集客力も向上し、顧客の多様なニーズに応えることが可能です。

今後の展開と要望

洗い放題.com®を運営する株式会社京南は、顧客からの要望を受けて新たな洗車場の開設を検討しており、フランチャイズ事業への参入者を募集中です。関東圏内のガソリンスタンドやコイン洗車場オーナー、ホームセンターなどさまざまな業者との提携を見込んでおり、新たな市場の開拓に意欲的です。

株式会社京南の歴史

東京都多摩地区を中心に洗車業を営む株式会社京南は、約50年の歴史を持ち、2013年には業界に先駆けてドライブスルー洗車の洗い放題サービスを開始しました。また、2016年以降はデジタルマーケティングにも力を入れ、直営店の成功を経て本格的なFCシステムを開発するなど、業界のデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。現在、代表取締役の田澤孝雄氏は、業界内外での啓蒙活動にも積極的に参加し、次世代のビジネスモデルを模索しています。

埼玉県草加市の洗車業界に新たな風を巻き起こす「ふるーる洗車®草加柿木店」。この新しいサービスがどのように成長していくのか、今後の展開に注目です。