環境意識を育む「スポGOMI甲子園」山形大会で熱戦繰り広げられる
2024年7月20日、山形県山形市小白川町にある馬見ヶ崎河川敷で、「スポGOMI甲子園2024・山形県大会」が開催されました。この大会は、日本発祥のスポーティなごみ拾い競技で、参加者は高校生に限られています。一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションが主催し、海洋ごみの削減を目的とした「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われるこのイベントには、全15チームからなる65名の高校生が参加しました。
大会のルールはシンプルです。各チームは3人1組で、60分の制限時間内に指定エリア内のごみを拾います。その質と量をもとにポイントが与えられ、最も多くのポイントを獲得したチームが優勝となります。
応援と熱戦の中で迎えた優勝!
この日の競技は、参加した22チームの中で、前回大会に引き続き東海大学山形高等学校の「東海Bチーム」が2連覇を達成しました。彼らはごみ総量で2.1kg、260ポイントを獲得し、見事にその栄冠を手にしました。大会を通じて各チームは個性的なオリジナルアイテムを持ち寄り、他チームとのユニークな競争も楽しみました。
また、この山形県大会で集められたごみの総量はなんと13.49kgに及びました。この数値は、地域の環境意識の向上を促す重要なデータです。特に、秋になると多くの人々が訪れるこのエリアは、バーベキューやいも煮などで賑わい、その重要性が増す場所です。
地域コミュニティと環境意識
参加した高校生たちは、チーム一丸となってごみ拾いに取り組み、団結力を高める貴重な体験をしました。中には、参加した子どもたちや保護者から以下のような声が寄せられました。
- - たばこのごみが目立ったとのこと。
- - チームで協力してごみ拾いを行うことで、団結力が生まれた。
- - これからもごみ拾い活動を続けたいという意向が強い。
- - 全国大会に向けて、山形県代表として入賞を目指し頑張る決意がある。
今後の展開
2024年12月に東京で開催予定の全国大会に向けて、今年の山形県大会での成果を活かすことが期待されています。特に、東海Bチームはこの経験を基に、さらなる成長を遂げることでしょう。
本大会は単なる競技ではなく、地域の環境意識を高め、参加者に貴重な経験を提供することを目的としているため、今後もこの取り組みが広がっていくことを願います。環境保護とコミュニティ形成の両方を実現する「スポGOMI甲子園」の存在が、今後どのように発展していくのか注目です。
団体概要
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、スポGOMI甲子園に関連したイベントの開催、及び運営に必要な業務を手掛けています。公式サイト(
https://www.spogomi.or.jp/)では、さらなる情報が公開されています。
CHANGE FOR THE BLUE
このプロジェクトは、日本財団が推進するもので、海洋ごみ削減に向けた意識を国民一人ひとりに促すことを目指しています。詳細は、
こちらをご覧ください。