医療の遠隔コミュニケーション革新
2020-08-04 11:00:12
ゲティンゲとアルム、医療分野での遠隔コミュニケーション革新に向けた提携
ゲティンゲとアルムが提携した遠隔医療の新時代
医療ICTの進化が目覚ましい中、ゲティンゲとアルムが業務提携を結び、手術室内外の遠隔コミュニケーションの強化に取り組むことが発表されました。この連携により、医療現場に革命的な変化がもたらされることが期待されています。
ゲティンゲの総合的な手術室映像システム
ゲティンゲは、日本国内の主要病院に250代以上の手術室映像システム「Tegris」を納入しており、手術における各種映像情報の管理を一元化しています。このシステムは、手術台、手術用照明器具などの機器制御までを網羅し、効率的な手術環境を提供することを目的としています。特に外科手術やカテーテル治療などで、医療スタッフがより集中できる環境を整えることに貢献しています。
アルムの新しい医療コミュニケーションアプリ
一方で、アルムが開発した医療関係者間のコミュニケーションアプリ「Join」は、医療現場の診断スピードを向上させることを目的にしており、特に夜間や休日に院外にいる医師が現場での相談を可能にします。Joinは、医用画像を閲覧・共有する機能を持ち、病院間での情報共有やコンサルテーションの迅速化に寄与しています。これにより、医療従事者が迅速かつ効率的に対応できる環境が整備されています。
業務提携による新たなソリューションの提供
今回の提携により、両社は共同で医療施設に対し、手術室の情報をモバイル端末を通じて迅速に医療従事者に提供するソリューションを提案します。これにより、手術室内の医療スタッフが別室や院外にいる医師からのアドバイスを容易に受けることが可能となり、より安全で的確な医療の提供が実現するのです。
医療の質向上への期待
アルムの社長、坂野哲平氏は「閉鎖空間である手術室や集中治療室から室外とのセキュリティを確保したコミュニケーションを実現することで、医療の質が向上し、患者にとっても安心感を提供できる」と述べています。新型コロナウイルスの影響や医療現場の働き方改革により、これまで以上に医療の質が問われる時代に突入しています。
ゲティンゲの社長、山下秀明氏は「ただ医療機器を納入するだけでなく、病院経営に貢献し続けることがゲティンゲの使命です」とし、今回の提携によって得られる多くのメリットを強調しました。両社の協力により、医療の質向上だけではなく、効率化も期待されます。
テクノロジーが変える医療の未来
手術室統合システム「Tegris」と医療コミュニケーションアプリ「Join」を合わせることで、今後の医療現場ではより一層の効率化が図られ、医療従事者のコラボレーションが促進されます。これにより、患者への迅速かつ精度の高い医療が提供されることを期待しています。グローバルな視点で医療の現場を支える両社の手法に注目が集まることは間違いありません。
まとめ
医療分野におけるITソリューションの重要性が増す中、ゲティンゲとアルムの提携は医療の質を一層向上させる可能性を秘めています。新たな医療モデルの確立が、今後国際的な展開につながることを期待しながら、これからの医療界の変革に目を見張りたいところです。
会社情報
- 会社名
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ゲティンゲグループ・ジャパン 株式会社
- 住所
- 東京都品川区東品川2-2-8スフィアタワー天王洲
- 電話番号
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03-5463-8310