新卒に戻りたい企業ランキング、三菱商事が圧倒的1位

新卒に戻って入りたい会社に関する調査が、日経HRの「日経転職版」によって実施されました。この調査では572名の登録会員を対象に、新卒として再び企業選びを行う場合、どのような企業が人気なのかを探ります。

重要視する職場環境

新卒で入社したい企業を選ぶ際、多くの人が重視するポイントは仕事内容や給与です。調査結果によると、仕事内容が56.1%で1位、給与が53.8%で2位、職場環境や社風が42.1%で3位に選ばれました。成長機会やスキルの習得が重要視されている一方で、福利厚生や有給休暇はトップ10には含まれない結果となっています。このことは、多くの新卒候補者が自己成長を重視していることを示唆しています。

社員満足度と入社希望

また、「今の会社に入るとしたら？」という質問に対する回答では、78.5%が「いいえ」と答えました。この結果からも、若手社員がキャリア形成において高い教育制度や成長機会を求めていることが伺えます。逆に、今後のキャリア展望や柔軟な配属が魅力的な企業に対する期待が高まっているようです。

憧れの職業

子ども時代からの憧れの職業としては、起業家や医師、弁護士などが上位に。年代別に見ても30代では宇宙飛行士、40代ではミュージシャン、50代ではパイロットへの憧れが強いという結果が出ています。このような職業は、技術革新や新たな職場環境に影響を受け、若い世代から人気を集めているようです。

調査概要

この調査は、日経転職版に登録された会員を対象に、2024年10月9日から18日にかけて行われ、572人が回答しました。回答者の性別は、男性が78.5%、女性が21.0%、未回答は0.5%でした。調査内容は、希望する入社企業の順位や年齢等で重みづけをしてランキング化されました。調査結果は、自身のキャリア形成において何を重視するのか、またどのような企業に魅力を感じるのかを再認識させるものとなっています。

今後もキャリア形成における選択肢の幅が広がり、新卒の働き方や企業選びはますます多様化していくことでしょう。