新型MOSFET開発
2026-05-28 10:07:54

ローム、車載48Vシステム用新型MOSFETをの開発と展開

ローム株式会社、最先端のMOSFETを発表



近年、電気自動車やハイブリッド車の普及が進む中、車載市場における電力供給システムが注目を集めています。特に、48V電源システムはハイエンド車両を中心に需要が高まり、その重要性が増しています。こうした背景の中で、ローム株式会社は新しい80V耐圧MOSFET「AG16xFNxxシリーズ」を発表しました。この製品は、電力の効率化と高い信頼性を兼ね備えており、進化する車載市場のニーズに応えるものとして期待が寄せられています。

新製品の特長


「AG16xFNxxシリーズ」には、HPLF5060(4.9×6.0mm)とDFN3333(3.3×3.3mm)の二つのパッケージが採用されています。これにより、従来のTO-252(6.6×10.0mm)と比べてコンパクト化が可能となり、設計の自由度が高まることが見込まれています。特に、HPLF5060はガルウィングリードという端子形状を採用することで放熱性能を向上させ、DFN3333はウェッタブルフランク形成技術を利用して基板実装時の信頼性を高めています。

さらに、銅クリップボンディング技術を取り入れることで、放熱性が向上し、大電流にも対応できる性能を備えています。全タイプは車載信頼性規格であるAEC-Q101に準拠しており、耐久性に優れた製品であることが保証されています。新製品は2026年4月から量産が開始され、サンプル価格は税抜500円で提供される予定です。

高いアクセス性と今後の展望


新型MOSFET「AG16xFNxxシリーズ」は、インターネット経由での購入が可能で、ROHM Online Storeなどのオンライン販売サイトを通じて取り扱われます。Arrow.comやコアスタッフオンライン、DigiKey、Farnellなどのプラットフォームでも入手できるため、必要な際に迅速に購入できる点も大きな魅力です。

また、今後はこのシリーズのさらなるラインアップ拡充が予定されており、TOLG(TO-Leaded with Gullwing)パッケージ品の開発も進行中です。これにより、高電力・高信頼の80V耐圧MOSFET製品群がより豊富に展開される見込みです。

開発の背景


ハイエンド車両における電力需要の増加にあたり、従来の12Vシステムに代わり、48Vシステムがその役割を担うことが期待されています。2030年頃には48Vシステムが広く普及する見込みであり、それに呼応する形で高効率なMOSFETの需要が高まっています。特に、80V耐圧品は従来の100V耐圧品よりもさらに損失を低減できる特性を持っており、今後の車載市場の発展において重要な役割を果たすことが期待されています。

エコMOS™について


この新製品に関して、ロームの「EcoMOS™」ブランドも注目に値します。これにより、省エネが求められるアプリケーション向けのシリコンパワーMOSFETが提供され、家電や産業機器など、様々な分野でその性能を活かすことが可能となります。ノイズやスイッチング性能など、用途に応じた選択肢が豊富に用意されている点も魅力です。

総じて、ローム株式会社の新型MOSFET「AG16xFNxxシリーズ」は、進化し続ける車載市場のニーズに応える革新的な製品であり、その今後の展開に大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
ローム株式会社
住所
京都府京都市右京区西院溝崎町21
電話番号
075-311-2121

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