アートと職人技が息づく展示「刷り師と作家~キドプレスの手しごと~」
2024年9月21日から10月11日まで、東京の代官山 蔦屋書店にて「刷り師と作家~キドプレスの手しごと~」展が開催されます。この展示会は、版画工房キドプレスに焦点を当てたもので、アーティストの線や色、場合によっては写真も版に起こし、実際に刷り上げていく過程を紹介します。ジャンルを超えたアートの魅力と職人技の繊細さを体験できる貴重な機会です。
キドプレスは、国内外で多くの著名アーティストと共演を重ね、彼らの作品を最大限に引き出すパートナーとして知られています。その技術は、単なる印刷にとどまらず、アーティストが表現する意図を深く理解し、忠実に再現することにあります。この展示では、アーティストの下図を使ったシート展示が行われ、額が外されることで作品そのものの色彩や線の美しさが際立ち、訪れる人々はまるでライブ感あふれる制作過程を目の当たりにしているかのようです。
全ての展示作品は販売されており、気に入ったアートをその場で購入して持ち帰ることができます。しっとりとしたアート空間の中で、作品を手に取ることで、アーティストと職人の情熱を感じることができるでしょう。
展示会の詳細
会期
- - 2024年9月21日(土)~10月11日(金)
会場
- - 代官山 蔦屋書店 2号館 1階 建築・デザインフロア
- - 東京都渋谷区猿楽町17-5
営業時間
- - 9:00~22:00(最終日は19:00まで)
お問い合わせ
この展示会に関するお問い合わせは、求龍堂まで。電話番号は033239-3381、メールは
[email protected]です。
特に注目すべき作品には、束芋による「台本に落ちる」や、オノデラユキの「Portrait of Second-hand Clothes No.4」があり、それぞれ異なるスタイルでアートの可能性を広げています。また、三沢厚彦の「クマ」や、小畑多丘の「Seven」は、視覚的なインパクトとともに、見る者に深い印象を残します。
キドプレスは、2005年に東京で設立された版画工房で、アーティストとのコラボレーションを通じて革新的なアプローチでアートを提供しています。これまでにも数々の展覧会を行い、著名なアーティストの新作版画の発表の場ともなっています。また、海外の才能あるアーティストとの連携も進めており、グローバルな視点でアートを楽しむ機会を提供しています。
求龍堂について
求龍堂は1923年に設立された美術書出版社で、今年で100周年を迎えます。新たな美を常に追求し、多様なアートの発信に貢献してきました。公式ウェブサイトでは、さらに詳しい情報や今後のイベントが案内されています。
「刷り師と作家~キドプレスの手しごと~」展は、アートファンのみならず、多くの人々にとって新しい発見と感動を提供する素晴らしいイベントとなることでしょう。是非、このユニークな作品を体験してみてください。