資生堂ジャパン、埼玉県がん対策で協定を締結し新たな健康支援へ

資生堂ジャパン株式会社は、2025年1月15日に埼玉県と「がん啓発・がん検診の受診率向上に向けた包括的連携に関する協定」を締結しました。この協定は、がんの早期発見と早期治療を通じて県民の健康的な生活を実現することを目指し、両者が相互に連携するものです。

資生堂の歴史と取り組み

資生堂は1872年に創業して以来、数多くの研究成果を蓄積し、様々な人々が自分らしい人生を歩むお手伝いをしています。その活動の一環として、1956年には戦災で負傷した方々のためにカバー専用のファンデーション「資生堂スポッツカバー」を導入しました。以降、個々のニーズに応じたトータルメイクの提案を行う「資生堂ライフクオリティーメイクアップ」として、あざや傷あとに悩む方々のQOL向上に努めてきました。

また、2008年からはがん治療による外見の変化に対処するための「外見ケア」にも注力し、スキンケアやメイクアップを通じた支援を広めています。このようにして、資生堂は美の力を通じて、誰もが持つ「自分らしくありたい」という願いを叶えようと取り組んでいます。

協定の背景と目的

埼玉県はがん対策に力を入れており、正しい知識の普及や検診受診の促進を積極的に行っています。このたびの協定締結により、資生堂と埼玉県はがん対策に関する啓発活動や情報発信を共同で行い、がん患者やその家族のQOL向上を目指す様々な取り組みを進めることとなります。

この連携の具体的な内容には、がんの知識普及や検診の重要性を啓発する取り組み、その他必要と認められる事項が含まれます。

地方自治体との共同取り組み

資生堂はこれまでも山形市や栃木県、札幌市などの地方自治体と協力し、社会課題の解決に向けて様々な取り組みを実施してきました。今後も引き続き、美の力を通じて包摂的で多様性のある社会の実現に貢献していく考えです。

以上のような取り組みを通じて、資生堂ジャパンは自分らしく生きることをサポートする企業としての責任を果たしていきます。