秩父太織の服の魅力
2022-05-17 10:56:22
伝統と現代が融合した「秩父太織の服」の魅力を探るイベント
埼玉県秩父から紡がれるファッションの未来
埼玉県秩父市は、かつて養蚕と絹産業が盛んでしたが、現在ではその数が急激に減少しています。それでもなお、この地で育まれた伝統的な工芸品「秩父太織」は、未来に向けて新たな命を吹き込まれています。2023年8月8日まで、Makuakeプロジェクトとして、「秩父太織の服」をぜひ体験してみてください。
「秩父太織」の歴史と背景
「秩父太織」は、国の伝統工芸品である秩父銘仙の一部です。この技術は江戸時代に遡り、当時の養蚕農家が愛情を込めて作り上げた野良着の一種です。しかし、その技術は一時途絶えてしまいました。復元されたのは故石塚賢一氏の努力によるもので、現在も秩父地域の養蚕農家や機織り職人が力を合わせ、ハンドメイドで希少なシルクを生産しています。
現代に合ったスタイルへの進化
「秩父太織」は、質の高い素材感が特徴的です。手織りによる立体感があり、肌に優しく、顔色も明るく見せる効果があります。また、耐久性が高いため、長く愛用できる点も魅力の一つです。このシルクは、エレガントでありながらモードにも合わせられる美しいフォルムが大きなポイントです。
デザインには、フランスの老舗レース会社の素材を取り入れたり、アトリエでの展示では試着も体験することができるので、ぜひ実際に手に取ってみてはいかがでしょうか。
伊勢丹での展示イベント
伊勢丹新宿店の2階Makuakeスペースでは、5月11日から6月14日まで展示が行われています。この期間中、養蚕の手作業や機織りの様子を映した動画も流れており、観客はその技術を体感できる機会です。7月にはREINA IBUKAのアトリエでも試着会が予定されており、参加することで秩父の伝統を実際に感じることができるでしょう。
「REINA IBUKA」の理念
このブランドを手がける井深麗奈さんは、埼玉県秩父市出身で、文化服装学院を卒業後、国内外での経験を経て、この地で地元産の繭から得られた生地を使用した伝統工芸を継承することに決めました。彼女のコンセプトは「故郷と地球を考える」こと。地元の技術や風土を未来へつなげ、生物多様性を維持することを目指しています。
「美しいものは人生を豊かにする」という哲学をもとに、彼女は優れたデザインと素材選びにこだわり続けています。美しい未来を作り出すために、彼女は人と自然の共生を考え、私たちに感動的なファッションを提供してくれるのです。
結論
「秩父太織の服」は、ただのファッションではありません。そこに込められた伝統や人々のストーリーを感じながら、現代の私たちの生活に寄り添ったアイテムとして新たに生まれ変わっています。是非、伊勢丹で直接その魅力に触れてみてください。未来へと続く伝統を共感し、支えていくチャンスです。
会社情報
- 会社名
-
REINA IBUKA
- 住所
- 埼玉県秩父市久那 1219
- 電話番号
-