新たな犬用視力補正レンズ「メニワンPLD」の登場
株式会社メニコンの子会社である株式会社メニワンが、動物医療分野においてまた一つの革新をもたらしました。それが、犬用視力補正用の眼内レンズ「メニワンPLD」です。本製品は2025年11月18日から販売される予定で、動物眼科医療の新たな選択肢となると期待されています。
メニワンが目指す動物医療の未来
名古屋市に本社を置くメニワンは、動物医療機器やサプリメントの専門会社として18年以上の販売実績を誇っています。犬猫の白内障手術においてリーダー的存在であるメニワンが誇る「メニワンPLD」は、挿入器とレンズ・カートリッジが一つになったプリロード型眼内レンズです。この一体型設計により、獣医師はレンズに直接触れることなく、迅速に水晶体嚢内に挿入できます。これにより、手術のスムーズさが格段に向上し、臨床医のニーズに応えられる商品です。
眼科医療の市場動向
動物眼科医療市場は着実に成長しており、2025年には約150億円の市場規模が見込まれています。以降も年平均成長率8.8%で、2035年には約350億円に達することが予想されています。このような背景の中で、愛犬の白内障問題に対処する製品が求められています。
白内障の影響とその重要性
白内障は、水晶体が不透明になることで視力に障害をきたす病気です。犬は特に年齢と共に白内障の発症率が増加し、その割合は眼疾患の中で約10.6%に及びます。放置すると、犬は周囲を見えづらくなり、段差でつまづいたり物にぶつかったりすることが増加します。さらに、白内障を進行させるとぶどう膜炎などの合併症を引き起こし、愛犬に深刻な苦痛を与えることになります。そのため、適切な治療が必須です。
メニワンPLDの特徴
「メニワンPLD」の特長は、以下のポイントに集約されます:
1.
清潔な施術:レンズを直接触らずに施術できるため、手術中の感染リスクを軽減。
2.
すぐに使用可能:製品は滅菌処理済みで、開ければすぐに使用可能です。
3.
簡単なセットアップ:特殊な準備を必要とせず、簡単にセットできる設計です。
4.
高品質素材:使用されるアクリルは紫外線吸収剤を含み、青色光をカットする効果があります。
5.
後発白内障の抑制:360°のスクエアエッジ加工によって、術後の後発白内障リスクを軽減します。
未来のための製品開発
メニワンは「家族の一員である愛犬・愛猫と少しでも長く一緒に過ごしたい」という飼い主の想いに寄り添い、今後も愛犬のQOL(Quality of Life)を向上させるための高品質な製品開発を進めていきます。
おわりに
メニワンの「メニワンPLD」は、愛犬の視力問題に対する革新的な解決策を提供します。これにより、飼い主たちは大切な家族の一員と共に過ごす時間をより豊かにすることができるでしょう。公式ウェブサイト(
メニワン)では、詳細情報が掲載されていますので、ぜひご確認ください。