18歳CFO、未来を共創
2024-06-28 13:41:16

日本ファンドレイジング協会、18歳の髙田結愛さんをCFOに任命!未来を共創するパートナーとして

18歳が担う未来への挑戦!日本ファンドレイジング協会に新たな風を吹き込む



認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会は、未来を共創するパートナーとして、18歳の髙田結愛さんをCFO(最高未来責任者)に迎えることを発表しました。

近年、企業や行政、NPOにおいて、学生など若い世代の声を事業や経営に取り入れる動きが加速しています。未来を生きる世代との対話は、目指す社会や組織の方向性を形作る上で欠かせないものとなっています。日本ファンドレイジング協会は、髙田さんを単なる未来世代の声を届ける役割ではなく、未来をともに創っていくパートナーとして位置づけ、彼女の経験を活かしていくことを表明しました。

# 変化の兆しを見据え、Z世代の視点を重要視



日本ファンドレイジング協会は、今年設立15周年を迎えました。社会課題は複雑さを増し、資金ニーズは拡大の一途をたどる中、インパクト投資の普及やサステナビリティ志向企業の増加など、社会課題解決を取り巻く環境は大きく変化しています。

特に注目すべきは、環境意識や社会貢献意識の高いと言われる「Z世代」の存在です。2030年代に社会の中心となる彼らが、どのような未来を描いているのか。若者たちの視点から未来を見据え、行動をともにすることで、新しい景色や価値観が見えてくるでしょう。

# 10歳でフィリピンでの経験から始まった社会課題への取り組み



髙田結愛さんは、わずか10歳のときにフィリピンで貧困を目の当たりにし、以来、国際的な視点と現地に寄り添う姿勢を大切にしながら、社会課題解決に向けて活動を続けてきました。

2024年3月、日本ファンドレイジング協会が主催した日本最大のファンドレイジングカンファレンス「FRJ2024|ファンドレイジング・日本」に高校生ボランティアとして参加したことがきっかけで、CFO就任が決まりました。

# CFOとしての役割と期待



髙田さんはCFOとして、日本ファンドレイジング協会の取り組みに対して助言を行うだけでなく、自身の社会課題解決に向けた活動について協会と連携し、互いにサポートし合っていく予定です。具体的な活動としては、以下のようなものが予定されています。

  • - 当協会の取り組みに対するCFOとしての助言
  • - 当協会が行う取り組みを若者層に向けてどのように訴求するかを検討
  • - 活動成果の発表
  • - CFO自身の社会課題解決に向けた取り組みに対し、当協会も助言を行う

髙田さんの任期は1年間です。1年後、彼女はどのような景色を見て、どのような未来を描いているのでしょうか?日本ファンドレイジング協会との共創によって、髙田さん自身、そして未来を担う多くの若者が、世界に与えるインパクトをさらに強く、しなやかなものにしてくれることを期待しています。

# 髙田結愛さんのコメント



「この度、初代CFOに就任いたしました。私は、より多くの若者の声が届く社会、そして、より多くの若者が社会貢献に役割をもって取り組める社会を目指して活動しています。日本ファンドレイジング協会のCFOとして、二つの社会の実現のために1年間かけて、新しい道を開拓していきたいと思います。」

# 代表理事・鵜尾雅隆のコメント



「日本ファンドレイジング協会のCFOは、未来を創るための仕組みです。我々の取り組みに対して10代の視点からアドバイスをいただき、また、その方が実現したいということを我々も応援する、パートナーシップです。私たちはFRJ2024で髙田さんのスピーチに心を動かされ、2024年6月14日に開催した当協会の年次総会にてCFOに就任いただくことが決定しました。髙田さんが実現したい社会と私たちが実現したい社会は重なり合っています。ともに歩いた先にある未来の景色がどのようなものか、それを目にする日が今から楽しみにでなりません。」

# 新CFO・髙田結愛さんについて



髙田結愛さんは、2006年生まれの18歳です。小学4年生でフィリピンに短期留学した際に、物乞いをする子どもたちを目の当たりにし、「貧困」を課題として認識しました。中学1年生からボランティア部に所属し、貧困など様々な社会課題に対するアクションを考える中、2022年にケニアのストリートチルドレンに関する啓発プロジェクト「Daisy Days for Kenya」を創設しました。現在は、遠くの国の課題を身近なものとして捉えるきっかけづくりと、ニーズに合わせた最適な支援について、日本と途上国双方にインパクトを与える活動を模索しています。

## 受賞歴



  • - 2018年 「江戸川区立調べる学習コンクール」金賞(個人)『貧困 今、世界では』
  • - 2018年 「第22回図書館を使った調べる学習コンクール」優良賞(個人)『貧困 今、世界では』
  • - 2022年 「Social Innovation Relay2022–23国内大会」準優勝(団体)『新しいカタチの地域活性化!関係人口を増やす移住体験ゲーム』
  • - 2023年 「国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール東京都大会」金賞(個人)『17番「パートナーシップで目標を達成しよう」が基盤となる社会へ向かって』
  • - 2023年 「第13回全国高校生英語弁論大会 ジョンニッセル杯」4位(個人)『A Dream to Wrap Your Potato Chips In』
  • - 2023年 「マイナビキャリア甲子園」creation部門セミファイナリスト(団体)『木木ハウス どこにでも居場所を』
  • - 2024年 「SSH/SGH/WWL課題研究成果発表会」SGH/WWL部門ポスター発表奨励賞(個人)『中高生の社会課題に対する意識・理解の把握とその形成過程の分析〜貧困観と個人の社会的背景との関連性をもとに〜』
  • - 2024年 「SDGs QUESTみらい甲子園」独立行政法人国際協力機構(JICA)賞(団体)『商品の購入を通した遠い国への最適な援助〜社会課題のジブンゴト化〜』

髙田結愛さんの活動は、未来への希望と可能性に満ちています。日本ファンドレイジング協会と髙田さんの今後の取り組みから目が離せません。


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