広島・生口島で新たな地域活性化、その名も「SETOUCHI GLIDE」

広島・生口島の新しいモビリティ「SETOUCHI GLIDE」

広島県生口島の地域発展を目指して、新たなモビリティサービス「SETOUCHI GLIDE」が登場しました。これは、社会福祉法人新生福祉会が運営する地域活性化モビリティであり、観光客や地元住民が利用できる移送サービスです。このサービスの最大の特徴は、福祉車両の空き時間を有効活用するという点です。

「SETOUCHI GLIDE」の目的と運行エリア

「SETOUCHI GLIDE」は、生口島内の主要観光スポットを結びつけ、その地域の利便性を向上させることを目的としています。具体的には、瀬戸田港、しおまち商店街、耕三寺、ドルチェなど、訪れる価値のある名所をつなぐルートを設定しています。現在、今回の実証実験期間中は無償運行を実施しており、より多くの方々に体験してもらう機会を提供しています。

スムーズな予約が可能な「mixway Booking」

「SETOUCHI GLIDE」には、株式会社ヴァル研究所の座席・施設管理システム「mixway Booking」が導入されています。このシステムを利用することで、ユーザーは簡単に座席の事前予約が可能になります。特に、関連施設のWebサイトからアクセスできるため、予約が便利になる点が評価されています。これにより、地域の人々や観光客の移動がより円滑になることが期待されています。

経路検索と予約のワンストップサービス

「mixway Booking」の導入によって、「mixway」との連携も始まりました。利用者が「mixway」で経路を検索した際に、該当区間の予約画面へシームレスに遷移できるのです。この機能により、利用者は容易に必要な情報にアクセスでき、予約手続きもストレスなく行えるでしょう。

ヴァル研究所の役割と専門性

ヴァル研究所は、1988年から「駅すぱあと」という経路検索システムを提供し、公共交通機関データに基づいた信頼性のあるサービスを展開してきました。今では、公共交通だけでなく、シェアサイクルなど新しい移動手段にも対応し、MaaS（Mobility as a Service）への取り組みを進めています。

今後の展望

「SETOUCHI GLIDE」は、地域の移動を便利にし、観光経済の活性化に寄与することを目指しています。ヴァル研究所は、今後も多様な顧客との連携を続け、移動の利便性向上に努めていく所存です。

この新たな取り組みが、広島県生口島に新しい風を吹き込むことを期待しています。地域住民や観光客の皆さん、ぜひ「SETOUCHI GLIDE」をご利用ください。