アウディ、芝公園に最先端超急速充電施設を開設

アウディの新たな試み、芝公園に充電拠点を開設

2023年4月、アウディジャパンは、東京都港区芝公園に新しい急速充電ステーション「Audi charging hub」を開設したことを発表しました。この施設は、充電能力を強化し、都市における電気自動車（EV）ユーザーのニーズに応えるために設計されています。特に、都市部では充電インフラの不足が深刻さを増しているため、アウディのこの取り組みは大きな注目を集めています。

超急速充電器「Hypercharger」の導入

新たに設置された「Hypercharger」は、最大出力150kWを誇る蓄電池型の急速充電器です。これにより、EVユーザーは短時間で充電が可能となり、移動の効率を大幅に向上させることができます。芝公園に設置された充電ステーションは、なんと2台の車両を同時に充電することができ、待ち時間の短縮が期待されます。

アウディのe-tronモデルを利用するユーザーだけでなく、すべての電気自動車ユーザーがこの施設を利用可能であり、他ブランドのBEV（バッテリー電気自動車）ユーザーにも開放されています。これは、より多くの人々がEVへの移行を促進し、持続可能な未来に向けた一助となるでしょう。

都市部の課題とアウディの解決策

都市部では、充電インフラが不足しているため、自宅での充電が難しいケースが多くあります。また、充電所での待ち時間も問題視されています。アウディはこれらの問題を解決するために、特に都市型充電拠点の開設に力を入れており、今回の芝公園の充電ステーションはその一環とされています。

「Audi charging hub」は、アウディが世界中で展開している充電ステーションの第8拠点であり、日本国内では2拠点目となります。これまで充電インフラの充足に向けた取り組みを継続しているアウディは、今後もEVの利便性を向上させるためのステーションを追加していく誓いを立てています。また、充電中には専用ラウンジでリラックスできるスペースも用意されており、ユーザーへの配慮も行き届いています。

充電に関するパートナーシップ

アウディジャパンは、今年1月に株式会社パワーエックスとの充電事業に関する提携を進めており、10月には「Hypercharger」を初めて八王子に設置しました。その後もアウディのe-tronモデル取り扱う店舗へ充電器の設置を進め、現在では29店舗に設備が整っています。これらの急速充電器は、アウディだけでなく、他ブランドのEVユーザーにも広く利用されています。

今後の展望

「Audi charging hub 芝公園」は、2025年4月24日から利用開始予定で、多くの電気自動車ユーザーにとって安心して使用できる充電施設になることでしょう。充電機器は「CHAdeMO」規格に対応しており、その利便性は一層高まっています。詳細な情報はアウディジャパンの公式ウェブサイトで確認できます。

アウディは、電気自動車の普及を支援し、持続可能な社会を実現するために引き続き努力していく姿勢を示しています。将来的にはさらに多くの充電ステーションを展開し、利用者にとって利便性の高い環境を整えていくことでしょう。