アトアで触れて学ぶ「秘蔵コレクション展」
神戸市中央区のアクアリウム「アトア」で、2025年の10月2日から11月30日までの期間限定で、「HANDS ON 飼育員の秘蔵コレクションをさわってみよう」展が行われます。このユニークな展示では、見て楽しむだけではなく、実際に触れながら生物への理解を深めていくという新しい体験型の展示方法が導入されています。
ハンズオン展示の魅力
「ハンズオン展示」とは、観覧者が展示物に手を触れることで、自分自身の気づきや楽しみを体験できる形式です。この展示の目玉となるのは、飼育員が長年にわたり集めた秘蔵コレクションです。脱皮殻や標本など、様々な生物にまつわるアイテムが常時3つ展示され、訪れるたびに異なる体験ができることが最大の魅力です。来館時には、どの展示物に触れることができるかはお楽しみということで、毎回新鮮な驚きがあります。
トークイベントも開催
展示の開始を記念して、10月5日(日)にはトークイベントも予定されています。このイベントでは、飼育員が秘蔵コレクションの入手経緯や、その役割について詳しく説明します。動画や写真を交えてのわかりやすい解説は、訪れた人々にとって貴重な知識を得る機会となるでしょう。特に、多くの人々に支持される神秘的な生物の世界を、飼育員の視点から知ることができる貴重な機会です。
展示の具体例
展示される具体的なアイテムとして、以下のようなものがあります。
- - マダラアオジタトカゲの脱皮殻:このトカゲは2〜3か月に1回脱皮し、その際に飼育員が集めた脱皮殻が展示されます。これを触ることで、実際の生物がどのように成長していくのかを体感できます。
- - サンゴの骨格標本:サンゴの同定に利用される骨格標本も展示されます。サンゴの特徴を知るための手助けとなるこの標本に触れることで、サンゴの生命についての理解が深まります。
展示される内容は、来館者の興味やその時々の状態に応じて変わるため、何度訪れても新しい発見があります。展示物に触れることができるだけでなく、その背景についてしっかりと学ぶことができるのがこの展示の特長です。
アトアへのアクセス
アクアリウム「アトア」は、神戸市中央区新港町に位置し、3階のGALLERYで開催されます。観覧料は無料ですが、アトアへの入場料が別途必要となります。イベントへの参加方法もシンプルで、3階FOYERに指定時間までに集まるだけです。混雑の際には観覧制限が行われることもあるため、早めの来場をお勧めします。
この特別な展示は、日常を忘れさせる魅力的な体験です。あなたも神戸に訪れた際には、「アトア」での触れて学ぶ貴重な機会をお見逃しなく。