清水建設がiPaaS「Workato」を活用した新たなデータ基盤構築へ
建設業界が直面する生産性向上や人材不足への課題解決に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、大手建設会社である清水建設が「Workato」というiPaaSを導入しました。この導入は、同社の中期DX戦略の一環として位置づけられ、データ利活用における新たな一歩となります。
Workatoとは?
Workatoは、データ連携と業務プロセスの自動化を実現するためのプラットフォームです。1,000種類以上のコネクタを有し、SaaSやオンプレミスのシステム、さらには生成AIとも連携できます。これにより、散在していたデータを集約し、効率的な利用環境を整えることが可能です。
清水建設では、社内でのデータの所在を探すのに時間をかけていましたが、Workatoを採用することによって、データの有効活用が進むと期待されています。例えば、システムメンテナンスに関する通知メールをAIで分析し、スムーズに運用担当者へ連絡する自動化プロセスが実現されています。
データ連携の効果と内製化の推進
この取り組みの最大の報酬は、データ連携だけでなく、社内の担当者がノーコードまたはローコードでの開発・運用を行うことで、業務の内製化が進むことにあります。これにより、各現場での業務効率が向上し、リードタイムの短縮も図れるでしょう。また、今後のAI活用に向けた基盤を構築することも可能となります。
未来のビジョン
清水建設は「デジタルゼネコン」というコンセプトを掲げてDXを推進しており、Workatoの導入がその一翼を担うでしょう。今後は、AIエージェント環境としての利用も視野に入れており、日立ソリューションズとの協力によってさまざまなユースケースの実現が期待されています。
清水建設DX経営推進室の岡崎良孝部長は、「日立ソリューションズの経験を基にした導入が、さらなる安心感を与えてくれた」とコメントしています。このようなコラボレーションにより、建設業界でのDXの加速が見込まれています。
結論
清水建設が「Workato」の導入を通じて進めるデータ利活用基盤の構築は、企業のデジタル化を加速させる重要な施策です。AIを活用した業務自動化の推進により、建設業界全体の未来を切り開く可能性を秘めています。最新のデジタル技術を駆使し、持続可能な成長を実現するための一歩を踏み出した清水建設の今後に、ぜひ注目していきたいところです。
参考情報