新たな価値創造へ 「アップサイクル・アクション」始動
株式会社オンワードホールディングスは、2024年春に新たなプロジェクト「アップサイクル・アクション」を開始し、4月7日(月)から不要な衣料品、特に着なくなったシャツを再利用した作品の販売を始めます。このプロジェクトは、ファッション企業としてのクリエイティブな力を活かし、衣料品から新たな価値を生み出すことを目的としています。
プロジェクトの背景
オンワードは、「ヒトに潤いを、地球に彩りを」というミッションを掲げ、サステナブルな経営を推進しています。その一環として、2009年からは「オンワード・グリーン・キャンペーン」を通じて、自社の衣料品を引き取り、約884万点の衣料品をリユース・リサイクルしてきました。この取り組みは、持続可能なファッションを実現するために重要な役割を果たしています。
「アップサイクル・アクション」は第2弾として、多様なデザインを持つシャツ生地を使用した作品95点の制作を行いました。これらは全て一品物であり、個々の作品には独自のストーリーやデザインが込められています。作品は、オンワードグループの公式ファッション通販サイト「オンワード・クローゼット」でのEC販売と、吉祥寺の「オンワード・リユースパーク」での実店舗販売が予定されています。
社員参加型のプロジェクト
このプロジェクトでは、オンワードの社員がクリエイターとして参加しています。個性豊かな社員たちが、自らのアイデアやデザインを自由に表現する場が設けられています。制作された作品は、社員自らが価格を設定し、販売収益の90%が制作者に還元されます。残りの10%は、日本赤十字社への寄付に充当され、社会貢献にも繋がります。
商品の販売について
EC販売
店舗販売
- - 発売日: 2025年4月25日(金)
- - 店舗名: オンワード・リユースパーク 吉祥寺
- - 住所: 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目4番14号
- - 営業時間: 11:00~19:00
衣料品循環システムの重要性
オンワードは持続可能な経営を基に、衣料品循環システムの構築を目指しています。引き取られた衣料品はリサイクルされ、固形燃料やリサイクル糸に生まれ変わり、さらには国内外の被災地への支援に活用されています。オンワードの「リユースパーク」では、チャリティー価格で衣料品を販売し、その収益は全てサステナブル活動に投入されます。
まとめ
オンワードホールディングスによる「アップサイクル・アクション」は、PDCAサイクルを回しながら持続可能なファッションを追求し続ける姿勢を示し、これからのファッション業界において重要な役割を果たすでしょう。ファッションを通じての社会的貢献、環境への配慮、そして社員のクリエイティブな表現を融合させた挑戦に期待が寄せられます。