DAPプログラム、グラングリーン大阪で始動
株式会社Monozukuri Ventures(MZV)と一般社団法人うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)が共同で、ディープテックとAIをテーマにした新たなプログラム「DAP(DEEPTECH & AI ACCELERATION PROGRAM)」をグラングリーン大阪で始めます。このプログラムは、スタートアップとのコラボレーションを通じて事業会社の新規事業の創出を促進し、関西地域の技術革新を加速することを目指しています。
DAP Communityの設立
このプログラムの第一弾として、2024年11月から問題解決を目的とした「DAP Community」の設立が予定されています。コミュニティは事業会社の新規事業担当者が中心となり、問題に対する知恵を共有する場として機能することになります。コミュニティ設立に先立ち、2024年10月18日にオープニングセミナーが開催され、参加者にはこのプログラムの詳細やオープンイノベーションの可能性についての議論が提供される予定です。
ディープテックスタートアップの課題
関西には多くの優れた大学や研究機関が存在し、魅力的な技術が数多く誕生しています。しかし、それらの技術を事業化する際、ディープテック・スタートアップは大手企業との連携の難しさ、資金や時間が必要なプロセスを乗り越えなければなりません。こうした課題への対処を目指し、DAPは関西ディープテックモデルの構築を掲げています。
DAP Communityの特徴
DAP Communityでは、新規事業創出に関するナレッジの共有や、企業の境を越えた情報交換、スタートアップとの実際の協業事例の紹介を行います。さらに、最新の法律や税制に関する講演、M&A事例の共有も視野に入れており、参加者が実践的な知識を深められる環境を提供します。
未来の展望
今後、DAP Communityは成長を続け、有償のハンズオン支援プログラム「DAP Hands-On」を実施することを考えています。これにより、ディープテックやAIの分野でのイノベーションに貢献する人材育成や、スタートアップと事業会社間のマッチングをさらに促進します。
グラングリーン大阪を拠点としたこのプログラムは、地域の経済を活性化し、関西から新たなビジネス事業やイノベーションを推進することを目指しています。これにより、大手企業とスタートアップの連携が促進され、持続可能な成長を実現するための土壌が整えられるでしょう。関西の未来を形作るこの取り組みに、ぜひ注目してください。