資生堂の新研究
2025-01-16 10:31:50

資生堂が東京科学大学と共同研究で紫外線対策の新たな可能性を拓く

資生堂が紫外線による肌老化を抑える新たなメカニズムを発見



資生堂と東京科学大学の清水重臣特別教授との共同研究により、肌の光老化を抑制する新たな仕組みが明らかになりました。今回の研究は、肌の細胞内で不要な物質を分解し再構築するプロセスである「オートファジー」に関連しています。その中でも特に、細胞が過度なダメージを受けた際に機能する「オルタナティブオートファジー」が紫外線によるダメージから肌を守る可能性が示されました。

オルタナティブオートファジーとは?



2009年に清水教授によって発見されたオルタナティブオートファジーは、通常のオートファジーとは異なり、細胞が過度なストレスを受けたときに特に活発になります。このプロセスは損傷したミトコンドリアを分解し、細胞内の健康を保つ役割を果たしています。従来、オルタナティブオートファジーは肌の健康維持に関連するとされてきましたが、資生堂との共同研究によって、紫外線による光老化を抑制する新たな機能が発見されました。

光老化対策の新たなアプローチ



光老化によって引き起こされるシミ、シワ、たるみは、現代人にとって深刻な肌の悩みです。研究結果は、オルタナティブオートファジーが肌の内側から光老化を防ぐ可能性を示唆しています。従来の紫外線防御剤や抗炎症剤に加え、この内因性のケアメカニズムは、より効果的なスキンケアの選択肢を提供するでしょう。

毛葉香茶菜エキスの発見



さらに研究では、オルタナティブオートファジーを活性化させる成分として「毛葉香茶菜エキス」が特定されました。このエキスは、細胞の健康を保ち、紫外線の影響を受けても肌を守る効果が期待されています。つまり、毛葉香茶菜エキスを使用することで、肌の内側からのアプローチを強化し、より健康的な肌を実現することが可能になると言えるでしょう。

研究の背後にある思い



資生堂は、100年以上前から紫外線対策に取り組んできました。近年、紫外線防御と高いスキンケア機能を兼ね備えた化粧品の需要が高まる中、どのようにその期待に応えられるかを模索してきました。紫外線による肌ダメージのメカニズムを理解し、生活者のニーズに応えることを目指して、本研究は進められました。

まとめ



今回の研究成果は、国際科学雑誌『Journal of Biological Chemistry』や『Autophagy Reports』に掲載され、学術界からも注目されています。資生堂は、今後も研究開発に努め、肌の健康を守るための革新的なソリューションを提供し続けるでしょう。皆さんもこの新たな発見を利用して、日々のスキンケアに役立ててみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社資生堂
住所
東京都中央区銀座7-5-5
電話番号
03-3572-5111

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