流通経済大学、JP UNIVERSEとゲーミフィケーションで新たな人材育成の形を模索

ゲーミフィケーションで繋がる未来の学び

流通経済大学（千葉県松戸市）が、JP UNIVERSE株式会社（東京千代田区）と共同で、ゲーミフィケーションを利用した人材育成に新たな一歩を踏み出しました。この連携協定は、2025年7月25日に締結され、教育や地域共創の促進を目的としています。

ゲーミフィケーションによる学びの革新

流通経済大学は、JP UNIVERSEが開発したゲーム制作支援ミドルウェアを導入し、全ての学部の学生を対象に多様な授業や学生活動を展開します。このゲーム制作を通じて学生は、自らの専門領域に即した独自のゲームを構築し、課題発見・解決能力を養います。また、最新のAIやデジタルトランスフォーメーション（DX）技術に対する理解と応用力も向上させることを目指しています。

創造力を引き出すRPGの実践

特に注目すべきは、JP UNIVERSEが提供する日本型ライフRPG『竜宮国』の利用です。このゲームは「日本を世界に発信する」ことをテーマとしており、仮想デジタル空間での学びと創作を通じて、学生が自分の専門性や興味を活かしたコンテンツ制作に取り組むことを可能にします。この取り組みによって、リアルな社会課題に対峙することで、学生は実践的なスキルを身に付けられるのです。

教育と地域貢献の新たなモデル

流通経済大学の学長、片山直登氏は、「ゲーミフィケーションは、学生の関心を引き出すだけでなく、彼らの学びを深める有効な手法です」と強調。近年のゲームの進化により、学生はリアルでは体験が難しい状況に仮想で挑戦することが可能になり、学びの環境自体が変化しています。

学生の未来を見据えた取り組み

JP UNIVERSEの代表取締役、田畑端氏も、「学生が自身の興味に基づいてデジタルコンテンツを制作する経験は、未来の社会構築に寄与すると確信しています」とコメントしています。この連携により、ゲームの力を教育に取り入れ、新しい形の人材育成が実現することが期待されます。

まとめ

流通経済大学とJP UNIVERSEの協力により、ゲーミフィケーションを活用した新たな教育モデルが創出されつつあります。今後の展開が楽しみです。教育と地域の接続を通じて、デジタル空間で学ぶ学生たちの創造性が経済や社会にどのように還元されるのか、その仕組みがどのように構築されていくのか、ぜひご期待ください。