大学入試の新たな評価基準と改革セミナーのご案内
学校法人河合塾は、2025年の入試改革に向けて、大学教職員を対象とした「大学入学者選抜改革セミナー」を4月22日(水)にオンラインで実施します。このセミナーでは、川嶋太津夫名誉教授を迎え、大学入試における多面的・総合的評価の意義とその実践方法、さらにはデジタル化(DX)の導入によって得られる効率化の可能性について深掘りします。
なぜ今、多面的評価が必要か?
近年、グローバル化や情報技術の進化、さらに少子化に伴う教育環境の変化が進んでいます。また、文部科学省からも新しい評価基準の導入が求められ、大学入試の選考方法は重大な転換期を迎えています。従来の「教科学力」中心の評価から脱却し、「思考力・判断力・表現力」といった新たな視点を取り入れた多面的な評価へシフトすることが求められています。
これに伴い、多様な資料(志望理由書や学修計画書など)の整備が必要不可欠となりますが、これらを取り扱う際に現場での負担増が目立つようになってきました。そのため、入試業務に関わる教職員にとって、業務の効率化が不可欠です。
セミナーの概要と内容
このセミナーでは、まず川嶋太津夫名誉教授による基調講演が行われます。タイトルは「未来志向の大学入試とは―多面的・総合的評価の果たす役割―」で、名誉教授がこれまでの経験から、多面的・総合的評価がどのように大学入試に役立つのかをお話しします。
続いて、宮城大学アドミッションセンター長の笠原紳教授が、J-Bridge Systemを利用した大学の事例を紹介します。このシステムは、志望理由書の収集や選考業務をオンラインで効率化するツールとして、多くの大学で導入されています。かつてのアナログな方法と比べて、業務の効率や透明性を大幅に向上させることが期待されています。
参加方法と詳細
イベントはオンラインで行われ、参加希望の方は4月18日(金)までに公式ウェブサイトから申し込みが必要となります。セミナーへの参加は無料で、大学入試に関わる方々にとって貴重な情報交換の場となることを目指しています。
この機会に多面的評価の重要性を知り、新たな入試のあり方について考えてみてはいかがでしょうか。教職員の方々のご参加を心よりお待ちしています。
お問い合わせ
セミナーに関するお問い合わせは、河合塾教育研究開発部までお願いいたします。メールアドレスは
[email protected] です。