滋賀県のブランドいちご「みおしずく」が登場
滋賀県初のブランドいちご「みおしずく」が、2023年12月中旬より、平和堂、イオン、そしてコープしがの各店舗で本格的に販売を開始します。このオリジナルいちごは、2016年からの長い開発期間を経て、2022年にデビューしました。特徴は、適度な酸味とフローラルな香り、明るい赤色で、食べるとさわやかな甘さが広がる絶品です。
生産増加の方針
「みおしずく」は、令和4年に試験生産として栽培面積0.3ヘクタール、出荷量10トン、栽培戸数9戸でスタートしましたが、昨年は栽培面積2.2ヘクタール、出荷量90トン、栽培戸数65戸と大きく成長。さらに今年は栽培面積が4.0ヘクタール、出荷量162トン、栽培戸数100戸へと増加し、約2倍弱の生産に力を入れる方針です。
ギフト菓子コンテスト
2025年度に開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」や「大阪・関西万博」で「みおしずく」を広めるため、ギフト菓子コンテストも開催されています。このコンテストでは、参加者がみおしずくを使ったオリジナル菓子を考案し、最終審査で選ばれた20名の作品が試食され、投票によって優勝が決まります。
- タイトル: 「みおしずく」ギフト菓子コンテスト
- 応募締切: 令和7年1月31日(金)
- 最終審査日: 令和7年3月9日(日)
- 場所: ビバシティ彦根センタープラザ
どら焼きの新たな楽しみ方
また、10月8日からは、県内の3店舗のセブンイレブンで「苺湖どら焼き」が販売開始されました。これは、みおしずくを使った特別などら焼きで、各店舗のオーナーがこだわって作り上げた一品です。このスイーツが一年中楽しめるのは初めての試みで、多くの方にみおしずくをもっと身近に感じてもらえることでしょう。
「みおしずく」の育成背景
「みおしずく」は、滋賀県農業技術振興センターが5年の歳月をかけて開発した品種で、「かおり野」を母、「章姫」を父に持つ独特な味わいが特徴です。近年、いちご栽培が盛んになり、県内でも新規就農者が増える中で、滋賀県独自のオリジナル品種が必要とされてきました。その結果、みおしずくが生まれることになったのです。
みおしずくの名前の由来
「みおしずく」という名前は、いちごの形状とそのみずみずしさを表現し、琵琶湖のイメージを連想させるものです。また、このロゴもいちごをモチーフにしており、その鮮やかな赤色が視覚的な魅力を引き立てています。キャッチコピーも「ひとしずくから輝く宝石へ」と、地域と消費者の思いを込めて作られています。
まとめ
滋賀県が誇るブランドいちご「みおしずく」のこれからの展開に、ぜひご注目ください。そのさわやかな甘みと、地域の魅力を詰め込んだスイーツを楽しむ時が心待ちです。