教育と共助で新たな地域づくりを目指す
2025年11月に行われる予定の「しおまちとワークショップ」は、新たな試みとして「教育×共助=共育」をテーマに掲げています。主催するのは、しおまちまちづくり協議会と株式会社しおまち企画で、地域に根差したまちづくりを進めています。このワークショップは、ただの教育の場ではなく、地域全体が一体となって未来を考えるものです。
「しおまちとワークショップ」について
「しおまちとワークショップ」は、尾道市瀬戸田町の商店街を起点にして、地域の特性を生かしたまちづくりのプログラムです。これまでの活動では、地域の観光資源を活用した事業を多数実現してきました。2019年から2021年には15回のワークショップを開催し、900人以上の参加者が集まり、20件以上の事業が実現。特に「SOIL Setoda」や「せとだレモンマラソン」といったプロジェクトは、多くの地域住民や観光客に支持されています。
共育の重要性
今回のテーマである「共育」は、子どもも大人も世代を超えて学び合うことを重視しています。このワークショップを通じて、地域の明るい未来を考え、希望の持てるまちを作り上げていく挑戦が始まります。最近では移住者の増加と新たな挑戦が続き、瀬戸田町も活気を取り戻していますが、依然として出生数の減少やファミリー層の定着には課題が存在します。これに対して、「教育」と「共助」の視点を重ね合わせて、地域の力を再発見することが求められています。
3つの方向性
このワークショップでは、参加者全員で地域の未来を育てるために次の3つの視点を大切にし、アイデアを膨らませていきます。
1.
子どもたちに世界とつながる体験を提供。地域から世界へ、世界から地域へと、相互に交流し合う環境を育む。
2.
年齢や立場に関わらず、人々がつながり合う。このような仲間が少しずつ増えていく場をみんなの力で作り上げる。
3.
学びの場を地域に築く。教えることと学ぶことが交わり合い、豊かな経験を地域全体で育て、享受していく。
これら3つの視点を基に、参加者が持つアイデアを詳細に検討し、専門家からの的確なアドバイスを受けながら進めていきます。
イニシアティブに貢献するアドバイザー
ワークショップには教育や地域づくりの専門家が参加し、彼らの知識と経験を共有していく予定です。プロジェクトデザイナーや地域活性化のマネージャー、教育実践者など多彩なバックグラウンドを持つアドバイザーが、参加者のアイデアをさらに豊かにするお手伝いをします。
参加の手引き
「しおまちとワークショップ」への参加はとても簡単です。「やってみたいことがある」方も「まずは話を聞いてみたい」方も歓迎です。自分のアイデアを共有したり、新しい視点を持ち寄ることで、地域の未来に貢献する第一歩を踏み出せます。
- - 立案者:自分のアイデアを提案し、仲間を募る。
- - サポーター:アイデアに新しい視点を加える。
詳しくは公式サイト(
しおまち企画)をご覧ください。
開催日程と進行
第1回
- - 日時:11月2日(日)14:00〜17:00
- - 内容:アドバイザーによる講演、事業プレゼン
第2回
- - 日時:11月30日(日)14:00〜17:00
- - 内容:事業のブラッシュアップ
第3回
- - 日時:12月21日(日)14:00〜17:00
- - 内容:事業のブラッシュアップ
第4回
- - 日時:2月1日(日)14:00〜17:00
- - 内容:最終発表会、実装までの宣言
このワークショップを通じて、一緒に地域の未来を考え、育て合う場を作り上げていきたいと思います。