今年で結成10周年を迎えた札幌出身のロックバンド、ズーカラデルが、初めてドラマ主題歌を担当しました。その楽曲「大喝采」は、土ドラ「浅草ラスボスおばあちゃん」の主題歌として使われ、挑戦する人を称えるメッセージが込められています。このドラマは、梅沢富美男が演じる日向松子が、その人情とお節介をもって、困った人々の問題を解決するストーリーです。
ドラマと主題歌、強い結びつき
バンドメンバーの一人である鷲見こうたは、ドラマ主題歌のオファーが来た際の気持ちをこう語ります。「僕自身、過去に見たドラマ本編と主題歌の結びつきが非常に強く、印象に残っているので、非常に嬉しかった」と喜びを表現しました。しかも、そのドラマが自身の母が楽しみにしていた作品であったため、親孝行にもなったと感じているとのことです。
「大喝采」に込められた思い
主題歌「大喝采」には、どうしようもない困難に直面したときの人々の根気強さを讃えるメッセージが込められています。リーダーの吉田崇展は、「人生には、立ち行かないことや困難が必ずあります。それを乗り越えていく姿をしっかりと称賛したいと思いました」と熱い想いを語ります。この曲は、ドラマに登場する人たちが悪戦苦闘しながら前に進んでいく姿を称えるものとなっています。バンドとして初めての挑戦とはいえ、彼らの実力を感じさせる曲に仕上がっています。
人情に救われたエピソード
メンバーたちは、人生において人情に助けられたエピソードも披露しました。鷲見は上京する際、大家さんから荷造りの手伝いをしてもらったことがあるとお話しし、その際、「東京に行ったら頑張ってな」と励まされたことに感謝していると述べました。こうした体験が、彼らが音楽を続ける原動力になっているようです。
それぞれのストレス発散方法
インタビューでは、メンバーがドラマ「浅草ラスボスおばあちゃん」のキャラクター、日向松子に叱られるとしたらどこを叱ってもらいたいかという質問にも答えました。山岸りょうは、「だらしない生活をしているので、ルールに縛られずに生活することを叱ってもらいたい」と笑いを交えつつ応じました。
視聴者へのメッセージ
吉田は最後に視聴者へのメッセージを贈りました。「撮影現場に伺った際、今後の展開が楽しみだと感じました。ドラマの展開に期待しつつ、私たちの主題歌『大喝采』もぜひ多くの人に聞いてほしいです」と話し、視聴者に期待を寄せていました。
ドラマのキャストと概要
ドラマ「浅草ラスボスおばあちゃん」は、母国を離れた日向松子が、彼女の人生の中で出会う人々と共に過去との向き合いを描く感動的なストーリーです。主演の梅沢富美男をはじめ、堀田茜や朝日奈央など豪華キャストが揃い、多様な人間模様が描かれます。放送は毎週土曜、午後11時40分から、東海テレビ・フジテレビ系で行われる予定です。