アイングループ薬局、太陽光発電の導入を決定
株式会社アインホールディングスは、関西および北陸地域のアイングループの薬局において、2024年12月1日より太陽光発電を活用したオフサイト型コーポレートPPA(Power Purchase Agreement)の導入を開始します。この取り組みは、持続可能な社会の実現を目指した環境保護の一環として位置付けられています。
オフサイト型コーポレートPPAとは?
オフサイト型コーポレートPPAは、電力需要家の敷地外に設置された太陽光発電所が発電した電力を、需要家に長期供給する仕組みです。この契約により、アイングループは、再生可能エネルギーから生成される電力を安定的に確保し、これにより企業活動に伴うCO2排出量を削減することが期待されています。
導入対象の薬局
今回の取り組みの対象となる薬局は、関西地域で85店舗、北陸地域で26店舗です。これらの店舗は、オフサイト型コーポレートPPAの契約を通じて、環境への負荷を軽減しながら持続可能な電力を使用することが可能となります。
環境保護への継続的な取り組み
アイングループは、2021年5月に明確にした重点課題の一つに「環境保護・負荷低減」を掲げています。この取り組みの中で、温室効果ガス排出量の把握と削減を進め、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づく情報開示の充実化を目指しています。また、気候変動への適応策や事業戦略の見直しを行い、省エネ・節電、廃棄物削減など様々な方策を導入し、環境負荷の低減に努めています。
JERAとの協力
この電力供給の取り組みは、株式会社JERAとその子会社である株式会社JERA Crossとの提携により実現されました。JERAは法人向けに燃料や発電に関するソリューションを提供し、企業の脱炭素化を支援することを目指しています。具体的なサポート内容には、GX(グリーントランスフォーメーション)に向けた戦略立案や再生可能エネルギーの開発・供給が含まれます。これにより、アイングループはCO2排出量を年間で 約1,000トン削減する見込みです。
まとめ
アイングループが関西・北陸地域において太陽光発電を導入することは、環境保護による企業の社会的責任を果たす重要な一歩です。今後は、東北、関東、中部、中国地域にもこの電力供給システムを広げる予定であり、持続可能な社会の実現を目指した取り組みを継続していく方針です。私たちが日常利用する薬局が、こうしたエコな取り組みを進めていくことは、皆さんの生活にも大きな影響を与えることでしょう。持続可能な未来に向けたアイングループの挑戦に、今後も注目していきたいものです。